おはようございます。
昨日、大分県日田市パトリアで山本美也子さんの講演「思いやりで社会を変える~飲酒運転撲滅への願い」がありました。三年前、事件?が報道されましたので、よく知っていましたが、お母さんのお話は初めて聴きました。
三年前の事件?2011年2月9日、当時16歳であった寛大君とそうた君が、歩道を歩いて帰宅中に、うしろから来た飲酒運転の車にはねられ、亡くなりました。このことをお話しするお母さんの声は、三年目とはいえ、震えていました。
警察から連絡があり、寛大くんのご遺体をみたとき、なぜ、なぜ、どうしたの、どうしたの、とただただ状況のわからない状態でした。警察の方もくわしい説明がないまま、具体的に聞いたのは、たくさんのマスコミの方が家に来てから、マスコミの方から飲酒運転の車にはねられたことを知ったそうです。
寛大くんから教えれたことは「明日があたりまえにくることはないということ」だとお話していました。葬儀には、友達やご父兄のみなさんや1500人が参列されたそうです。その後、喪失感から呆然とした日々を過ごすなか、「記憶がなくなればいい」と思ったそうです。
飲酒運転による死亡事故は、無差別殺人であり、加害者は一人でも、被害者は、何百人の方が、悲しみのどん底につき落とされ、いつまでも心身を患う方もおられる、こんな事故が二度と起きてはならないと思い、講演をすることを決意し、現在325回になるそうです。
NPO法人はぁとスペースを通して、飲酒運転撲滅運動と車いすジュニア教室などの障害者支援活動、そして読み聞かせのボンランティア活動をされています。ご主人も車いすマラソンのアスリートとして活躍しています。
山本美也子さんを支えているものは、まさに他人への思いやりではないでしょうか。講演やメディアに出ると批判する方もおられるそうです。しかし、愛する息子を亡くした悲しみに他の方があってはならないと今の活動をされているのです。
昨日の書きましたが、ちょっとくらいの酒なら大丈夫と言って、車を運転する人が後を絶たないのは、自分に勝手な言い訳をしている人たちで、それは大きな過ちだと気づいていないのです。私の友人が二人、飲酒運転の重大事故加害者になり、二人ともこの世を去っています。
一人は20代の時から大酒飲みで、車の中にウィスキーのポケットビンをおいておくほどでした。飲酒運転の重大事故を起こしたののち、反省して仕事に頑張っていましたが、50歳で癌でなくなりました。彼は彼なりに心の傷を背負い、癌におかされたと思っています。
もうひとりは、大学卒業後、飲酒運転で人をはね、ひき逃げし、交通刑務所に入りました。その後転職をくりかえし、アル中になり、鬱病も患うようになりました。一時はよくなりましたが、自殺したとの知らせを聞き、唖然としました。
加害者になった友人たちも、結局人生を惜しんでなくなったのです。たった一杯でも飲んだら乗るな!。悪魔がささやいて、一杯くらいだは大丈夫と、そして乗ったら、悪魔の思惑通り、加害者も被害者の人生も終わりにしてしまうのです。
山本美也子さんの講演を聴いて、ステッカーを買いました。大酒飲みのおでこにはろうと思います。なぜなら、6時間くらいの睡眠ではアルコールが抜けてなく、二日酔い運転という飲酒運転になるのです。
聖書に「あなたの心を見守れ、いのちの泉はここから湧く」とい言葉がありますが、すぐに誘惑にまけて、自分の心をコントロールできないと、いのちを失ってしまうのです。そして人間は心の弱い者だと思えば、神仏に祈りなさい、そうすれば神仏はあなたをいたらぬことにならいように導いてくれます。つまり祈る心構えのある人は、自分を制御できるのです。
それでは皆様が飲酒運転をしないように、またそのような事故や事件に巻き込まれないようにお祈りします。南~無 合掌 徳温禅月。
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