2014年4月11日金曜日

世間虚仮 唯仏是真

 おはようございます。
5年前、百一歳のご長寿で、ご浄土に逝かれた松原泰道先生の本を読むのが好きですが、毎日読んでいる本が、「『きょうの杖言葉 一日一言』~百歳の人生の師からあなたへ~」(海竜社)で、眼を覚まさせていただいております。

今日はそのなかに、「世間虚仮 唯仏是真」について書いていましたので、ご紹介しましょう。この言葉は、聖徳太子のお言葉で、世間のほんとうの意味は「あらゆる生物とくに人間があくことのなき欲望にとらわれている状態」だそうです。


虚仮とは「むなしい・かりで、かりにそのように見えるだけの一時的な現象のこと」だという言うことです。ですから、諸行無常のこの世で、欲望にとらわれ、刹那なものをもとめ、見ているだけの存在とうことでしょうか。

「世の人々は、虚仮の世の中と知らずに欲望に盲目になっているから、『唯仏是真』という永遠に変わらぬ仏の悟った真理を学ぶことが大事ですよ」と言っています。

ご紹介した松原泰道先生の本を、座右の書として、毎日読んで行くなら、あなたの人生は、いのちを持って輝いてくるでしょう。よき師を持ちなさい。そうすれば豊かな人生を歩むことができます。よき師とは、仏法を教えてくれる人です。

4月の第2週目の週末を迎えますが、心身を休め、春風に身をゆだね、静かに座すのもいいのではないでしょうか。それでは、皆様が心身ともに健康でありますようにお祈りします。南無 合掌 徳温禅月。





0 件のコメント:

コメントを投稿