2014年4月8日火曜日

お釈迦様の誕生を祝う

 おはようございます。
今、現代人でお釈迦様の誕生日が4月8日だということを知っている人はどれくらいいるでしょうか。クリスチャンでもないのに、イエスキリストの誕生を祝うクリスマスは皆さん、なぜか知っていますが、日本は核家族化になって、仏教が基本でありながら、お釈迦様のお誕生日を教えていないのは由々しきことであります。

思い出せば、幼き頃、お寺さんでお釈迦様のお誕生を祝う花まつりがあり、甘茶をいただき、お菓子をいただいたことがあります。このような慣習は再興して、全国で行うことが青少年の健全な育成にお役に立つと思います。

私の師である中野東禅禅師より、仏誕会を祝うお葉書をいただきました。裏には奈良法華尼寺の光明皇后をモデルの十一面観音像の写真があり、おもわず合掌しました。


ウキィペディアによりますと
「灌仏会(かんぶつえ)は、釈迦の誕生を祝う仏教行事である。日本では原則として毎年4月8日に行われる。
釈迦(ゴータマ・シッダッタ)が旧暦の4月8日に生まれたという伝承に基づく。降誕会(ごうたんえ)、仏生会(ぶっしょうえ)、浴仏会(よくぶつえ)、龍華会(りゅうげえ)、花会式(はなえしき)、花祭(はなまつり)の別名もある。
灌仏会に行われる法要が「灌仏会法要」である。
日本では、様々な草花で飾った花御堂(はなみどう)を作って、その中に灌仏桶を置き、甘茶を満たす。誕生仏の像をその中央に安置し、柄杓で像に甘茶をかけて祝う。甘茶をかけるのは、釈迦の誕生時、産湯を使わせるために9つの竜が天から清浄の水を注いだとの伝説に由来する[1]。宗派に関係なくどの寺院でも行う[2]。甘茶は参拝者にもふるまわれ、甘茶で習字をすれば上達すると言われたり、害虫よけのまじないを作ったりもする。
俗に言う「花まつり」の名称は、明治時代グレゴリオ暦が導入され、灌仏会の日付の読み替えが行われた後の4月8日が、関東地方以西でが満開になる頃である事から、浄土真宗の僧・安藤嶺丸が提唱した。それ以来、宗派を問わず灌仏会の代名詞として用いられている。一方、明治以前の民間では灌仏会とは直接関係のない先祖の法要や花立て、あるいは山の神を祀るための祭礼や山開きなどが4月8日に行う場合があった(卯月八日)。祖先神でかつ農事の神でもあった山の神を祀る際には、花が一種の依代として用いられていたことから、花を用いて山の神(祖先神・農事神)や祖先を祀る民間習俗に仏教行事である灌仏会が習合した結果、「花まつり」となったとする解釈もある[3]」 です。よく読んで学んでおきましょう。感謝です。

お釈迦様は誕生したとき、「天上天下唯我独尊」と言ったそうですが、瀬戸内寂聴さんは、「天にも地にもかけがえのないわが命は唯一なり、尊いかな」と訳しています。また松原泰道先生は「宇宙のすべての存在は、それぞれ仏のいのちを具えているから、平等にみな尊い」と訳されています。
私たちひとりびとりが、みな尊いのです。尊いいのちを大切にして生きて行きましょう。お釈迦様、お誕生日 おめでとうございます。南無 釈迦牟尼仏 合掌 徳温禅月。


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