おはようございます。
18日、(社)日田青年会議所創立60周年記念講演会がありました。昭和28年の筑後川大水害で甚大な被害を蒙った日田市を、北九州青年会議所がスポンサーになり、復興支援を含めて、日田青年会議所が全国で51番目に創立されました。
青年会議所(JC)は、少し右寄りの団体に見られがちですが、決してそうではなく、青年の地域ボランティア組織の活動が主であります。日本JCのHPを見ますと、以下のように書いてある通りです。
「1949年、明るい豊かな社会の実現を理想とし、責任感と情熱をもった青年有志による東京青年商工会議所(商工会議所法制定にともない青年会議所と改名)設立から、日本の青年会議所(JC)運動は始まりました。
共に向上し合い、社会に貢献しようという理念のもとに各地に次々と青年会議所が誕生。
1951年には全国的運営の総合調整機関として日本青年会議所(日本JC)が設けられました。
現在、日本全国に青年会議所があり、「修練」「奉仕」「友情」の三つの信条のもと、よりよい社会づくりをめざし、ボランティアや行政改革等の社会的課題に積極的に取り組んでいます。
さらには、国際青年会議所(JCI)のメンバーとして各国の青年会議所と連携し、世界を舞台として、さまざまな活動を展開しています。」
地方の日田は県庁所在地に次ぐ、早い時期に創立できたわけですが、今回、金美麗さんに来ていただいての講演会を楽しみにしていました。ただ、大分県は護憲派も多く、いかに中立的立場とはいえ、金美麗さんの講演「日本人としての誇り」と二部のセミナー「領土領海セミナー」・「自主憲法セミナー」がセットに構成されていましたので、たぶん右寄りにみられるだろうと思っていましたが、講演会は金美麗さんのネームバリューもあり、たくさん市民の皆さんの参加があり、盛況でした。
ある意味では、このようなタイトルを勇気をもって、提起したことは、青年会議所でしかできないことだと思います。それぞれがこの時代にあって、歴史を学習し、世界平和に取り組まなければならないからです。
金美麗さんのはぎれのよい語りは、聴く人をすっきりさせてくれます。同日、18日放送の「たかじんのそこまで言って委員会」をインターネットで観てほしいのですが、私と同じ考え方で構成していたので、びっくりしました。それは、東京裁判を見直し、大阪裁判と名うっての桜井よしこさんの司会での番組でした。
金美麗さんが言いたかったのは、戦後日本人は、大罪を犯したように教育され、日本および日本人としての誇りをなくしている。しかし歴史を直視すると、日本人はウソをつかないし、どこの国でも歴史の中で、光と影を持っている。光から影ををさし引くと、光のほうが多い国は希で、他の西欧に比べても日本は卑下するものは何もないと言っていました。
私たちは、戦後教育で先の大戦を日本が一方的に戦争を起こし、韓国人や中国人を虐殺してきたと教育されてきました。今、先の大戦のいきさつ、従軍慰安婦や南京大虐殺の有無を再調査し、第三国の歴史家と検証する必要があると以前から思っていました。
父は軍人として、満州に配属されていましたので、戦争中のことなど時々聞いていましたし、家の前が酒屋で半島から帰ってきた人達も多く、毎晩かくちをして大声で話していましたが、虐殺や慰安婦のことを聞いたことはありませんでした。
つまり、歴史認識が問題になっているわけですから、第三者調査委員会をつくり調査し、真実を明らかにしてもらってはどうでしょうか。いつまでも盗人や殺人者扱いにされ、自らを卑下する必要なないのです。勇気をもってウソつきはどちらかハッキリすべきです。それをしないとウソが本当になる怖い話なのです。
誰しも戦争は否定し、平和を希求しています。しかし、歴史を観ると、各民族、各国の権力者が、国益と言う名の下に、戦争を起こしているのは事実なのです。今の人間の精神性では、まだ戦争を忌避し、平和を維持することはできてないのが現実です。聖書はそのことを語っています。
それは、人間の底知れぬ欲望、利己主義から来ているからです。確かに欲望は、文明の発達には必要ですが、それで幸せかといわれれば疑問です。貧富の格差は増大し、嫉妬と憎悪が渦まいていることも事実です。
NHKスペシャルで、新富裕層を取り上げていましたが、税金が高いからと自国から出て行き、株や為替で金儲けし、豊かな生活を送ることが勝者というなら、それは常に貧困と飢餓にうちひしがられたひとびとの犠牲の上に成り立っていることを自覚しなければ真の豊かさではないのです。今風にいえば、ウィンウィンの関係でなければなりません。
日本という四季折々の自然豊かな国土、日本の歴史の始まり、神道と仏教の融合から生まれた精神風土、勤勉な国民性、父母兄弟を大事にする人間性など日本人は胸を張って生きるべきだし、戦争に至った歴史は反省し、二度とこのようなことがないような国にしなければなりません。
いじめが問題になっていますが、今ほど陰湿ではないですが、50年前もいじめはありました。普通の子が普通の子にするのですよ。その経験があります。そのとき私は腕力を強くし、頭を良くしようとしました。すると私へのいじめはなくなりました。
確かに人間はいいものもたくさん持っていますが、悪に走る性質も持っていることは事実なのです。それは人間の道徳心だけではコントロールすることはできないのです。だからこそ、神仏がともにいて守ってくれると私は思っています。国家になると歯止めが聞かなくなります。
先の大戦でしてはいけないことは、特攻隊なるものをつくり、前途有望な若者たちのいのちを奪ったことです。それとアメリカは降伏まちかな日本に対して、広島と長崎に原爆を落とし、東京大空襲によって、非戦闘員である国民を殺戮したことです。
アメリカ人も、中国人も、韓国人も、ひとりひとりの方は本当にいい方がたくさんおられますが、それぞれの国家政府は違うことを肝に銘じておかなければなりません。中国が、チベットを占領し、今、ブータンの一部を軍事的に制圧をしていますし、南シナ海の島も同様なことが起きています。
例えば、尖閣諸島が占領され、次に沖縄、あるいは同盟国である台湾(私はそう思っています。)に人民解放軍が押し寄せてきたとき、見て見ぬふりをして、平和主義者づらして傍観していますか、それとも、正義を貫き戦いますか。東日本大震災のとき、台湾の方々は約200億円の義援金を送ってくれました。これは他の国々の総額より多いのです。
実は世界史は、正義を貫き、戦う姿勢がある限り、戦争は起きないのです。国家的なイジメが戦争です。今後局地戦やテロ攻撃が以前にもまして増えてくるでしょう。そう思いませんか。みずからは自らが守る。友達もまた共に守る姿勢が平和には必要なのです。核ミサイルを100%撃ち落とす能力をもてば、核兵器の必要はなくなります。
日本人として、凛と生きるには、まず早朝座禅をし、世界平和を祈ることから始めませんか。
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