2013年8月23日金曜日

地域活性化の戦略と戦術

 おはようございます。
先日、日田市天ヶ瀬町観光協会に呼ばれ、「天瀬ロングトレイル」のプレゼンテーションをさせていただきました。天瀬ロングトレイルも地域活性化の戦略と手段を使ったものなのですが、地域の活性化も、企業の成長・発展も、また個人の夢の実現も手法として一緒なのです。

先ず、夢を書きだす人たちがいますが、そうではなく、SWOT分析をしていただきたいと思っています。これをしないと単なる夢物語、白昼夢に終わるからです。自分たちの地域の強みと弱み、機会と脅威を書きだすのです。

強いところは何か、弱いものはなにか、チャンスになるものはあるか、損失になるもの、おびやかすものは何かを書きだすのです。ブレーンストーミングもそうですが、人間の脳はコンピュータと一緒で、インプットしていなければ、アウトプットできません。つまりどれだけ学習しているか、情報を得ているか、知識を持っているかで差がつくのです。

SWOT分析をしたら、だいじなことは弱いところを補強しようとする人がいますが、そうではなく強いところをさらに強くするのです。たとえば地域の特産物は何ですか、売れているものは何ですか、人がよく来るところはどこですか、つまりマーケットリサーチすることです。考えてみるとたくさん出てきます。これをブラッシュアップする、もっとよいものに磨きをかけるのです。

すべき目標(戦略)が見えて来ました。たとえば天瀬ロングトレイルは天ケ瀬町を活性化させる、観光客を集客する、旅館の売り上げをあげる、特産物の生産をあげる手段(戦術)なのです。


目標(戦略)を達成するために、経営資源(ヒト、モノ、カネ、データ)を投入するのです。あなたの町(会社)にはどんな人がいますか。あなたのまちの自然や史跡、特産物は何ですか。事業するためにいくらいりますか、ファイナンス(資金調達)はどうしますか。蓄積されたデータを駆使して下さい。また外部情報をキャッチしてください。

見えて来ましたか、目標を設定し、計画を時系列に書き込んでください。最終期限を明確にし、最終成果をありありと描いてください。できましたか。

リーダーはここまでしたら、質問します。あなたは、この目標の実現のために、時間をかけますか、惜しみなく労力を費やしますか、お金を使いますか。最後にそれは本当に人(地域)のためになりますか。これがあなたの強力なモティベーションになるのです。

そしてこの目標を実現するために、あなたはエンスージアズム(魂のこもった熱意)を持続的に発揮してください。持続させるものは、明確なゴールセッティングとモティベーションの四輪駆動車なのです。

稲盛和夫氏流にいえば、アメーバ経営とフィロソフィ(経営哲学)の前輪と後輪なのです。これがわかれば目標を実現します。つまり成功するのです。

黒字の単語がわからない人は、インターネットで調べて勉強して下さい。勉強しない人に夢を語る資格はありません。





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