2013年8月30日金曜日

池上彰の「そうだったのか!現代史」を読むⅠ

 おはようございます。
先日、FB友達から「東トルキスタンからの手紙」をみて、涙がでました。中国政府による、東トルキスタン人への弾圧と虐待、それはチベットでも起きているし、ブータンへも侵攻しています。そんなおり、バン・キウン国連事務総長の偏った歴史認識発言がありました。私は歴史は認識ではなく事実だと思います。

今、人気の池上彰さんが、「そうだったのか!現代史」をだして、約十年になります。何かあると引っ張り出して読むのですが、池上さんは、NHKの「週刊こどもニュース」で人気をはくした人です。だから、中立でわかりやく語りますね。

「そうだったのか!現代史」のはじめに、池上彰さんは、

『・・・現代史の常識を持たない人が増えて問題になっているのは、学生に限ったことではありません。一般社会でも同じことです。持っている常識の差が、社会人になってからの世代間の断絶を生んでいます。
 日々のニュースや私たちが生きている現代のさまざまな出来事を理解するためには、その少し前の歴史を知る必要があるのです。歴史をさかのぼれば。現代世界のさまざまな動きの背景が鮮明に見えて来ます。
 しかし、多くの世界史の本は、ローマ帝国やビザンチン文化については詳しくあったも、第二次世界大戦後の現代史についての描写はごくわずかです。
 ちょうどいいテキストがないなら書いてしまおう。そんな発想から生まれたのがこの本です。・・・』

と書いています。

冒頭であげた、中国政府による少数民族への弾圧や他国への侵攻はどうして起きるのかは、やはり中華人民共和国の歴史、とりわけ文化大革命はなんだったのかということまでさかのぼらないと見えて来ないと思います。主役は毛沢東さんですね。中国共産党の中で、毛沢東思想は生きているのです。

また中近東では、シリアへのアメリカ軍による空爆がまじかとニュースで流れていますが、なぜ空爆するのか、それを紐解くカギはやはり歴史にあると思います。少しさかもぼれば、ユダヤ人のイスラエル国家建設にあります。イラク戦争もしかりですね。

読者のみなさんと、今世界で起きていることを池上彰さんの「そうだったのか!現代史」(集英社)を読みながら考えてみたいと思います。来週は、「第9章文化大革命という壮大な権力闘争」を書きますので、興味のある方は、ぜひお買い求めて一緒に読んで行きましょう。

参考図書
「そうだったのか!現代史」 池上彰著 集英社
「そうだったのか!現代史2」
「そうだったのか!日本現代史」



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