2014年1月20日月曜日

映画「じんじん」を観て

 おはようごさいます。
全国各地で、映画「じんじん」の上映会が開催されていますが、ぜひ足を運んで欲しい作品です。大分県日田市でも実行委員会の皆様がご尽力くださり、18日に3回に渡り、開演されましたが、ほぼ満席でした。私も楽しみにしていましたので、あさ一番に観に行きました。



じんじんの画像1
企画・主演の大地康雄さんのメッセージをこのブログに記念に残しておきたいと思います。

前略
日田市の皆様、初めまして。大地康雄です。
仕事に追われ、返事が遅れて申し訳ありません。
この度は「じんじん」の上映会を立ち上げていただきありがとうございます。
ご存知の通り、この国は経済優先でずっとやってきた結果、
心の荒廃が広がり、挙句の果てに親が大切なわが子を殺す時代です。
悲惨なニュースを知るたびに、自分なりに何かお役に立てることなないかと
悩んでいました時に、運よく、5年程前に、北海道の剣淵との出会いを頂きました。
それまでは、絵本には全く興味がなかった私ですが、絵本を通して、大人も、子どもも生き生きと
暮らしている姿に驚き、その結果、やさしい町づくりに成功している事に、感動しました。
「読み聞かせ」を体験している剣淵町の子どもたちの純粋で、豊かな表情。相手をのことを
思いやる、日常の優しい行動に、この国の明るい未来を感じました。
この映画は、そんな子どもたちの輝く瞳に導かれてできた映画です。
送っていただいた資料を拝見しましたら、絵本を活用した町づくりは日田市も、剣淵町に劣らぬ
活動をなさっている事がわかり、大変嬉しくなりました。
今回の「じんじん」が今後皆様の日々の暮らし、そして元気な町づくりへの追い風となり、
少しでもお役に立てれば幸せです。
上映会の成功、心よりお祈り致しております。
2013年12月18日
大地康雄

ストリーは書くより、一文は一見にしかずですね。映画を観てください。泣けてきますよ。ところで北海道の剣淵町ってどんな町って思うと思いますので、HPより早坂 純夫町長のご挨拶を引用しますと、

絵本の館

 「 北海道中央部の都市「旭川市」から、国道40号線を北に向かって50㎞程のところに、道の駅「絵本の里けんぶち」があります。ここが剣淵町の玄関口です。
 剣淵町は、明治32年に屯田兵によって拓かれた、豊かな自然と素晴らしい沃野が広がる純農村の町です。
 昭和63年、まちの若者たちが「けんぶち絵本の里を創ろう会」を結成、絵本を題材にまちづくりを始めました。その取り組みのユニークさが、マスコミで取り上げられ、「絵本の里けんぶち」としてその名が全国に広がっていきました。
 平成16年に、新しくオープンした「絵本の館」が、絵本の里づくり活動の拠点施設です。ここには、世界中の絵本、約45,000冊を収蔵し、全国への貸し出しも行っています。また「絵本の館」では、絵本原画展、読み聞かせ、絵本づくり、親子教室など様々な活動のほか、メインイベントとして「絵本の里大賞」を行っています。これは、前年度に全国で出版された絵本を対象にして、絵本作家や出版社から応募のあった絵本を「絵本の館」に展示し、来館した人たちの投票により大賞候補の絵本を選びます。大賞に選ばれた作家には、副賞として剣淵町産の安心安全な農産物を3年間にわたりお贈りします。
 絵本の里づくりは、このような活動を通して、町にある知的障がい者施設との関わりや、安心安全な農産物を生産する農家との結びつきを大切にしています。
 絵本と福祉と農業が一体となった文化を創造し、町では住民の皆さんが、絵本の持つ「温もりと優しさ」に触れ、「思いやりのある豊かな心」を育んでいます。
 その他、剣淵町には、温泉ホテル「レークサイド桜岡」や道北一の素晴らしいパークゴルフ場があります。ぜひ、皆様のお越しをお待ちしています。」


映画を観ていたら、泣けてきて、ハンカチがぐっしょり、コミカルな場面があるのがいいですよね。でも伝えているのは、親子の絆ってなあ~に、町づくりってどうあるべき、男はどう生きるべき~、本当の愛は・・・とか、自分自身に問いかけて答えを出さないといけないと思いました。

このような映画を作ってくれた大地康雄さん、絵本で町づくりをしている剣淵町の皆さん、そして全国各地で上映会を企画して頑張ってくれている方々に感謝を申し上げ、皆様のご活躍を心よりお祈りします。 合掌 徳温禅月。



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