2014年1月8日水曜日

日本人の宗教観Ⅳ~祈り~

 おはようございます。
昨日は、初詣について書きましたが、初詣も「祈り」であるわけです。ほとんどが自分の願い事であり、健康であるとか、商売繁盛であることとか、高校や大学に合格することとか、参拝し、お祈りをするのですが、それはそれでいいのです。


キリスト教徒のなかに、ペンテコステ派といういわゆる聖霊派と言われ、聖書にかいてあること(奇跡など)をすべて信じている人たちの祈り方は、強烈で、手を組んだり、両手をあげたり、大声をあげ、祈りの課題ごとにそれぞれが祈りをします。むしろ祈りを聴き遂げてほしいと祈祷していると言った方がよいかもしれません。


イスラム教徒は、世界のいかなるところにいようとも、聖地メッカに向かって、床(あるいは石)を地面につけてお祈りします。チベットでは、ポラタ宮殿に巡礼するために、五体投地をしながら、お祈りを捧げ、一歩一歩進んでいきます。世界の平和のための祈りを捧げています。



アメリカでは、ほとんどの方が日曜日の午前中は教会に行き、礼拝をするのですが、日本人駐在員が、ゴルフバックを担いで、素知らぬ顔をして横を通り過ぎて行ったそうです。日本人って何を考えているのだろうかと思ったそうです。


いっそ日本人も私達先祖がしていたように、毎日はできないと思いますが、一週間に一回は、神社やお寺にお参りにいくようにしてはどうでしょうか。子供たちに無知な教師がへたな道徳教育をするより、その意味を考えるようになるからいいと思いませんか。


さて本題は、祈りは捧げるものですから、その対象がいるわけです。キリスト教であればキリスト、イスラム教であれば、アッラーの神、仏教であれば釈迦如来や阿弥陀如来、地蔵尊など、神道であれば天照大御神などに、祈りを捧げるのです。お経をあげるのは祈りを捧げているのです。


祈りは繰り返し繰り返し、口に出し唱えることで、祈る人の潜在意識に入って行きます。さらに祈りくりかえすことで、深層意識に入り込むのです。神仏とはこの深層意識でつながっています。神仏はその人の祈りの正しいことのみを聞き入れます。なぜなら神仏は、真善美であるからです。


偽りごとや人を憎むことやたくらみごとや悪い想いそして汚いことは受け入れません。そのような願いごとは悪魔のみが聞き入れてしまいます。だから恐いのです。オーム真理教などはまさに悪魔崇拝であり、個人でもサカキバラセイトを名乗った少年も偽りの神(悪魔)に祈り、過ちを犯しました。


ですから宗教は信仰の対象が間違うと、すべて異常をきたすのです。新興宗教のなかには、教祖様を拝むませることをさせる団体がありますが、それはすべて間違いです。世界史のなかで、認めれれている方しか拝んでなりません。先祖の霊を供養するために、お仏壇やお墓に向かって拝むことは正しい行いです。先祖はすべて33回忌をすぎると仏様に成仏します。


皆さんは、潜在意識に届くようなお祈りをしていますか、もっと言えば深層意識は、生きている人達ともつながっています。心理学では集合意識と言いますが、たとえばあなたが恋をし、その想いを祈っているとからずその想いは相手に伝わるのです。善きことを思わないといけません。


そして祈りを捧げたら、行動するのです。なぜなら最強の肉体を、人間に与えているからです。たとえば商売繁盛を祈るとすると、その祈りは具体的に祈って下さい。たとえば昨年より10%売り上げをあげるとかを徹底的に潜在意識に入るまで、祈って下さい。そうすると10%あげるためのアイデアが与えられ、毎日仕事をするのが楽しくなり、笑顔が増え、すべての方に感謝できるようになります。世の成功者は、その秘訣を体得しているのです。


初詣に行ったきりにするのではなく、あなたの願い事が叶えられるように、祈りを深めてはどうでしょうか。それでは皆様の夢が叶いますように、ご健康でありますように、世界が平和でありますように、心よりお祈りします。そして3日にお亡くなりになったやしきたかじんさんのご冥福をこころよりお祈りします。南~無 合掌 徳温禅月。







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