2014年5月8日木曜日

「図解 早わかり!道元と曹洞宗」~4章心がすっと軽くなる座禅のすすめ~

 おはようございます。
私が提唱している在家禅のもっとも必要なことは早朝座禅です。5時半から始めますが、この時期は小鳥のさえずりが聞こえてきます。静寂の中で、座禅を組むと、体を調え、呼吸を調え、心を調えることができるのです。

朝、眼を覚まして顔を洗い、歯をお磨き、座禅をする、祈りを捧げる、そして犬の散歩をする、食事をする、掃除をするように、これが私の日常の習慣です。よき習慣は第二の天性であるとも言われています。もし座禅をしていない生活をおくっている人は、起きて顔を洗わないのと一緒なのです。

                   仏法を語る中野東禅師

世界にもっとも影響力を与えた人は、お釈迦様とイエスキリストですが、この座禅を大成したのが釈尊、それを引き継いだの一人がキリストだと思っているのです。聖書の中に、弟子がどうのように祈ればいいでしょうかと尋ねる場面があるのですが、誰もいない、静かなところで祈りさいとキリストは答えています。

それ以外の具体的な方法は述べていますせんが、クムラン洞窟に死海文書を残したエッセネ派に属していたと言われますから、このエッセネ派は、座禅瞑想する集団だったのです。現在、世界各地でクリスチャンの方も座禅を取り入れています。アップル社創業者のスティーブ・ジョブス氏もその一人で豊かな発想は、座禅瞑想からきているのです。

座禅をする前に合掌しますが、これは「仏教の礼は『合掌低頭』です。インドでは「右手は清浄の手、左手は不浄の手」と考えれています。そこから仏教では、清らかな仏様の心と、迷いの世界(不浄)の私たちの心とが合わさって一体となる理想の姿が合掌であるとされています。」

また座禅はいつでもどこでもできます。人ごみのなかでも、座禅に精通するとすべて聞こえなくなります。普通の方はできないと思いますが、たとえば私は週に一回は温泉に行きますが、必ず温泉に入り、座禅します。また軽ワゴン車で森に行き、小鳥のさえずり、風の音を聴きながら座禅をします。日常の中に座禅をとりいれましょう。

世界のすべての人が座禅をしたら、犯罪も戦争もなくなると思います。そう思いませんか。
騙されたと思って、この本を手に取って読んでみてください。あなたの悩みも雲散霧消してしまうでしょう。それでは、皆様のご健康を祈りつつ 南無 合掌 徳温禅月。

推薦図書 「図解 早やわかり!道元と曹洞宗」 中野東禅監修 知的生き方文庫 590円






0 件のコメント:

コメントを投稿