2014年5月7日水曜日

「図解 早やわかり!道元と曹洞宗」~三章のつづき~

 おはようございます。
GWは英気を養うことができましたか、かえって遊び疲れで、仕事にいやいや行ったのではないですか。私は人がたくさんいるところは好まないので、田舎の自然と温泉でゆっくりしていました。そして中野東禅師の本を読んでいたのですが、なんとこの本がアマゾンの中古品で3185円になっていました。やはりすぐれているからでしょう。

三章は「これだけ知っておきたい!曹洞宗の教え」なのですが、曹洞宗の教えと言うよりお釈迦様の教えですね。なぜなら道元さんこそお釈迦様の教えを忠実に伝えた人はいないからです。著書である「正法眼蔵」はお釈迦様の教えを解説していると言えましょう。

お釈迦様の道元さんも出家することを奨めたのですが、大乗仏教の醍醐味は、在家でも救われるし、悟りを得られることです。現代社会において在家で修業し、仏道を伝え、ボランティア活動などに精進している方がたくさんおられます。これからは在家仏教や在家禅こそ人々を救えるのではないでしょうか。
               大分県日田市小鹿田の里の唐臼

達磨さんの四聖句として、「不立文字、教外別伝、直指人心、見性成仏」は座禅が自分自身との仏性と向き合う修行であると書いています。この意味は本を読んでくださいね。

般若心経のことも書いていますが、あの西遊記で有名な三蔵法師=玄奘は、般若心経をいつもくちずささみ、旅をつづけたのです。だから災難から守られたのです。何が書いたあるかって、それは自分でお経を唱えるか写経しないとわからないと思います。しかしお経が力を持っていることは古今東西の人々が証明していますね。

曹洞宗は、権力者に迎合しませんでしたので、曹洞土民と言われました。つまり昼間は百姓をし(働き)、日常の糧を自ら得て、生活し、座禅し、修行したのです。道元さんは食即禅として「典座教訓」を書き表しました。

そのなかで「喜心=喜んで取り組む心」「老心=すべてに対するいたわりの心」「大心=ひとつのことにかたよらず、こだわりのない大きな心」を持つことが大切であると述べています。と書いています。わかりやすいですよね。

みなさんこの本、早くたのまないと売り切れて中古でも買えないですよ。それでは皆様のご健勝をお祈りします。南~無 合掌 徳温禅月。

推薦図書 「図解 早やわかり!道元と曹洞宗」 中野東禅監修 知的生き方文庫 590円





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