2014年5月20日火曜日

映画「WOOD JOB!~神去なあなあ日常~」を観て

  おはようございます。TVのCMで「ウッジョブ」が流れていたので、最初はグッジョブという番組であるのかと思っていましたが、これはCMであることがわかったのは2~3日してから、林業県おおいたの者としては見ておきたいと思い、早速家内を連れ出して、一時間かけて福岡県久留米市まで観に行きました。

原作の三浦しをんさんの作品として「舟を編む」などは聞いていたが読んだこともないし、ましてや矢口史靖監督など聞いたことが無いわけです。それがなぜ、「ウッジョブ」を見たくなったかというと、林業をどのように描いているか、今言われている「里山資本主義」との関係はと思いつつ、往復2時間もかけて隣県に足を運んだわけです。


スクリーンに広がる山々や谷は、いつもみる風景、しかしなぜか美しく見えるわけです。まむしがでてくるののも一緒、しかし主人公が耳に噛まれていたが、ほとんど死ぬと思うが、それが神がかりなのかもしれない。

さて、東京の若者が受験に失敗し、たまたま見た林業研修のパンフに長沢似の美人の女子が載っていたのが動機で、応募するわけです。ストーリーは観てもお楽しみですが、コミカルにかつ、林業の現場や、林業にかける人々の想いがつたわる作品ですね。

日本人が忘れかけている自然への畏敬の念や、人と人との情、生命の根源など、ちょっとした場面で思い出される。これから必要なのは、都会と田舎の共存ではないでしょうか。都会的な価値観を求めるのもいいですが、やはり人間は自然に戻るというか、田舎なるふるさとこそいのちの原点だと思うのです。

この映画は、おもしろいので、若い人もお年寄りも、観て、自分の生き方を考えて欲しいものです。ところで、神去(かむさり)村が出てくるのですが、大分県日田市には神来(かみく)町というのどかなところがあります。おそらくむかしは村ですが、神が去るのではなく神が来るほうが縁起がいいと思った次第です。

あなたも映画館に足を運んで、こんな純粋な映画を観てはどうでしょうか?それでは皆様のご健康をお祈りしつつ・・・南~無 合掌 徳温禅月。





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