2013年3月15日金曜日

終活まえの生き方そして働き方5

 おはようございます。
20代の人、30代の人、40代の人、50代の人、節目に人生の棚卸しをしてみませんか。いつお迎えが来るか誰もわかりません。あなたが今健康でも不慮の事故に逢うかもしれませんし、夏目雅子さんや金子哲雄さんのように突然、難病に襲われることもあるのです。

人生の終末であれをしておけばよかった。これをしておけばよかったと思わないために、自分の人生を見つめるために人生の棚卸しが必要なのです。そのときに、こんな勉強をしたいとか、こんな資格を身につけたいとか思うはずです。

学生時代にしても、どんな本を読んでいたかで、その人の教養は自然に出てきます。私たちが学生の頃は、夏目漱石や芥川龍之介から大江健三郎や三島由紀夫、そして五木寛之を読んでいましたね。それを語りあっていたから読んでないと恥ずかしいですよね。

私の本の原体験は、山本有三の「路傍の石」で、先生が「吾一という名前は、われひとりだよ」と言うフレーズが忘れられません。テレビ時代になり下村胡人の「次郎物語」をいつもみていました。小学5年生の時の江藤先生が、本を読むと何より勉強になるよと教えていただき、中学校の図書館の本を全部読む目標を立てたことが思い出されます。

             大山町の梅まつりより


さて、「終活まえの生き方そして働き方」の今日のテーマは、学習・教養面ですが、別に終活のまえではなく、仕事をする上においても学習することが最も大事なことなのです。現場での学習には限りがありますので、セミナーなど参加しておられる方もいますね。

一言言っておきますが、60歳まで生きてきて、自己投資をせずに、会社の金でセミナー受講やプログラム(書籍)を買って、活用している人をみたことがありません。むかしSMIプログラムという高額な自己啓発・成功哲学・成功のノウハウのプログラムが買いたいが、お金がなくて、酒とタバコを止めて、その分でローンで買い、その地区では一番の保険代理店にした青年がいましたが、これが本当の姿です。自分のお金で勉強しなさい。

今は、知識を得ようと思えば、インターネットで即座にアクセスでき、また電子書籍ですぐに本を読むこともできます。しかしどのような情報や知識を得たかが、あなたの将来を左右するのです。ビジネスマンに読んでもらいたい本は、稲盛和夫著「成功への情熱」「稲盛和夫の哲学」「生き方」「働き方」と中村天風著「幸福なる人生」、そして大前研一著「ザプロフェッショナル」、柳井正著「一勝九敗」ですね。

実は本が勉強する道具で一番良いのですが、大きく二つあると思っています。一つは、古典的な変わらない原理原則を言っているもの、たとえば「聖書」や「仏典」です。もう一つは時代の変化に対応した本です。これは出版会社が、新書版で出しているものです。アマゾンなどで調べると一部内容が見れてますので、今のあなた必要な本を買って読むことです。仕事上のヒントが盛りだくさんです。あなたが勉強もせずに仕事をしているとしたら、人間の脳はインプットしなければアウトプットできませんから、あなたの仕事は堂々巡りの進歩のないものになっているのです。

資格ですが、私は営業の仕事をしていましたので、まず20代で販売士の資格を取りました。そして中小企業診断士の通信教育を受けまして、経営労働コンサルタントの資格を取りました。経理部に換わって、経理や財務の本を買って読みました。今、終活カウンセラーの資格を取る準備をしています。また退職後、今月で東京国際仏教塾の全課程を修了しました。

それはすべて、学習・教養面の目標を持って、計画を立て、実行したからです。誰でもできるし、まずは自分のため、次に勉強したことは、世のため、人のためになるように使うのです。自利利他とも言いますし、自他利行なのです。自分を磨くことは、ひとのためになるのです。

ましてや、60歳近くになっている人は、現役70歳時代にどう対応するのですか、あるいは退職して何をするのですか、することがなくなったら、人間のいのちはちじんでいくのです。以前、東京都の校長先生の退職後の寿命が2年7か月という話がありましたが、さもあらんやと思っています。
まず定年を意識したら、人生の棚卸しとお片づけをして、第二の人生設計をするのです。

  
熊本市での「終活フェア」の小生の顔です。皆さんの早かれ遅かれこうなりますよ。だから悔いのない人生をおくりましょう。
 
60代、70代、80代そして100歳まで楽しく、健康で生きている方を多く見かけるようになりました。選ぶのはあなたです。「90になって迎えが来たら、100まで待て」と追い返せと言う言葉もあります。人生遅すぎることもないのです。柴田トヨさんは90歳から詩を書き始めました。最高の生き方、死に方で、あちらでも満足していると思います。

ところで死んだら何もなくなるなんて思っている人はまさに勉強していませんね。今は科学的に「臨死体験」(立花隆著)などで実証されているのです。浅薄な宗教にだまされないようにしましょう。宗教法人を名乗っているものだけが宗教団体ではありません。社団法人を名乗ったり、健康関連会社であったりするのです。

見抜く方法は、過度の勧誘をする団体などには気をつけましょう。手法は振込み詐欺と一緒で、カネを要求しますが最初は少ないので気づかないのです。本物は、すすめなくてもわかるし、本物の人は所作にでているし、その人の家庭や会社をみればすぐわかります。老後の資金を騙しとれないようにしましょう。来週は社会生活面と、こころ・精神面を書きます。乞うご期待。


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