おはようございます。
東京国際仏教塾曹洞宗コースの最終日(3月3日)は、考査と最終講義がありました。考査は、般若心経の読経なのですが、最初の「摩訶般若波羅密多心経」を、忘れて観自在菩薩と入ってしまい、2行くらいで気づき、もう仕方ないこのまま進もうと思い、読経しました。たぶん上がっていて、頭が真っ白になっていたと思います。今、思えば、まあ、いい経験かなと思っています。
「般若心経」読経の考査を受ける小生
昼から、中野東禅先生の最終講義になりましたが、「死に臨んで人生をかざる」というテーマでした。すべての人が、いつか必ず訪れるものが死です。病気で亡くなる方、地震などの天災で亡くなる方、交通事故で亡くなる方、旅先で事故死する方、殺害される方、死は障子紙一枚で、生の裏側にいつも住んでいるのす。
おそらく、ほとんどの人が、還暦を迎えた時ぐらいに、死を意識するのではないでしょうか。ある意味では、死を意識すると、生を意識し、すべての事に感謝し、正しく、謙虚に生きようと思うのではないでしょうか。還暦すぎて、人生の集大成をしなければ、いつお迎えに来るとのしれません。
道元さんは、最初に発心した時に行動していれば、より多くの仏の教えを授かっていたであろうといいます。また臨終の時こそ、仏にあこがれ、悟りに心をつなぎ止めておけば、あの世も清らかだといっています。
25期曹洞宗コースを修了した塾生の仲間たち
中野東禅先生と記念撮影させていただきました。
今回東京国際仏教塾に学んで、それぞれの方の人生の集大成のお手伝いと、仏様に心をつなぎ止めて臨終に迎えることができるように、微力ながら尽力したいと思いました。作道事務局長さんや中野東禅先生をはじめ諸先生方に感謝を申し上げます。
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