おはようございます。
昨日、日田パトリアで、土筆野(つくしの)書道会の作品展があってましたので、観に行きました。日田、大分、北九州などの6教室の生徒さんたちの書と、主宰の千原艸炎先生の書が展示されています。
千原艸炎氏の作品
艸炎さんは、高校時代の友人で、彼は一学年上でしたが、ドフトエフスキーの「罪と罰」を読んで、高校を一年留年し、3年生の時、彼が文芸部で、僕が新聞部で、お互い個性を尊重し、交遊がありました。彼は、生き抜くい時代のなかで、こころざしを貫いた人だと思います。
その後西南大学文学に行き、親父さんが書道教室をしていたので、その後を継ぎ、独自の指導方法で、生徒さんたちを育てて来たのです。同人誌も一緒に出した時期もありましたし、彼が僕の肖像画を描いてくれたので、大切にとっていることを話したら忘れていました。
この発表会には、「賞」というものはなく、ひとりひとりが切磋して、自分に向き合った作品が発表されています。
生徒さん達(小学生から大人まで)90人、120点の作品
生徒さんの「般若心経」の写経
艸炎さんと久しぶりにお話しましたが、精神的な到達点は仏教にあったようです。彼いわく、「根源と個人が向き合うところに信仰ある」と、特に妙好人(浅原才一などの浄土真宗の熱心な信者)の本をよく読んでいると話していました。彼の風貌は、宮沢賢治にそっくりです。写真がなくて残念。
艸炎さんの書 「土筆」
それぞれの道を歩んできましたが、たどり着いたところが近くでしたので、安心しました。彼の活躍を祈るばかりです。尚、土筆野会の作品展は、31日まで展示されていますので、作品と彼の顔を見に行ってください。今から大分・湯布院に行って来ます。
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