おはようございます。
早朝、座禅を組んでいると、ウグイスが目にはみえませんが、桜を見に来ているのでしょう。「ホーホケキョウ」という鳴き声に、見せられました。西行の「山家集」におさめれている和歌を思い出しました。
「仏には 桜の花を たてまつれ わが後の世を 人とぶらはば」
昨年7月の北部九州大水害で氾濫した花月川沿いの土手を歩いていくと、久大線の鉄橋の土手にはまだまだ爪痕が残っています。(あの有名な由布院の森号が走る久大線ですが、約一ヶ月余り不通になっていました。この鉄橋まで水がきました。)
右手に、吹上神社があります。この上の台地が昨日書いた重要文化財の吹上遺跡です。
吹上地蔵尊を拝んで、山道を登っていきます。苔の風情がいいでしょ。
吹上神社横の観音堂に、聖観音像(平安時代作)が鎮座しています。日田市内を180度見渡せます。東側から花月川が流れています。今年は、洪水がおきませんようにと祈りました。
花月川につながる吹上川、ここも氾濫しましたが、菜の花が癒してくれます。
さて、今日のテーマは、「孤独死」ですが、某番組が孤独死を取りあげていましたが、バラエティにしてしまったようです。バラエティ番組ですからしかたありませんが、一般の人も死を考えたかもしれませんね。
美しすぎる女優大原麗子さん、飯島愛さん、一人さみしく旅立ちました。わたしの心の友、テレサテンも孤独死だと思います。私は死因をさぐる気持ちは、全くありません。想像すると、一人さみしく死んでいったことは事実なのです。
人は死ぬときは、一人で死ななければなりませんが、孤独死を反対しているのは、人は死ぬ瞬間(意識があるとき)に、すべてを許し、すべてを受けいれ、そして家族の温かい言葉と、握りしめた手のぬくもりを感じたなら、その魂は、微笑んで、安らかに、来世に行くのです。そう信じています。
ところで、今独り暮らしの世帯は、約1588万世帯です。そのうち65歳以上の高齢者が約458万世帯ですが、日田市も限界集落で、ひとり暮らししているおばあちゃんたちがいます。そして都会でも高齢者がいるのですが、いま若い方の一人暮らし(約1000世帯)も多いのです。単身赴任のお父さんもいます。
人間いつかは死にますが、孤独死はかわいそうです。死ぬときは見守られて行きましょう。人の体は、48時間を過ぎるとだんだん腐敗してきます。映画「おくりびと」で見たでしょう。時間が経つと、蛆もわいてくるのです。
また、残された家族や友人たちも、悲しみ、苦しみ、傷つきます。ひとり暮らしは、しかたないところもありますが、毎日、連絡する人を決めておくことが、あなたが倒れたときに、早期に発見され、いのちも救われるかもしれません。そのように愛する人のためにしてくださいね。
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