10日に日本民藝館に見学に行って来ました。それは5月に日田市で、「民藝と小鹿田」-受け継がれる炎シンポジュームーがあり、柳宗悦氏が創建した日本民藝館とはどのような所かいってみたくなったからです。
実は43年前の、70年安保のときに、すぐ近くの東京大学駒場に全共闘が集まったことを思い出しました。東京国際仏教塾の同期生と駒場駅で待ち合わせをし、近くの喫茶店で会食しました。
彼は、スリランカの旅から帰ってきたばかりで、犬や像など動物もすべて穏やかで、本当の幸せは、文明社会ではなく、スリランカにあるのかもしれないと旅のお話を聞かせていただきました。感謝です。
駒場駅から坂道をすこし登っていくと、古民家風の日本民藝館が見えて来ます。
西館は柳宗悦氏が栃木から明治初期の長屋門(登録有形文化財)と母屋からなっています。
館内は撮影できませんので、庭内の写真を撮りました。
本館は、「民藝」という新しい美の概念の普及と「美の生活化」を目指す民藝運動の本拠として、思想家の柳宗悦により企画され、設計は細部まで柳が手がけました。所蔵品は、陶磁・染織・木漆工・絵画・金工・石工・編組など、柳の審美眼で選ばれた古今東西の諸工芸品約17000点があります。(当館パンフレットより)
柳宗悦氏の仏教思想が庭内から感じ取れました。庭内の仏像です。
この日は特別展として「柳宗理の見てきたもの」が開催されていまして、日田の小鹿田焼の皿、壺なども展示されており、地元でもみることのできない逸品でありました。「緑刷毛目皿」「白地緑掛蓋壺」「刷毛目蓋壺」などです。一度日本民藝館に足を運んでみて下さい。
日本民藝館をあとにして、今回の大事な行事の、「得度受戒式」のため、田町にあります仏教伝道協会へと移動しました。明日、記載します。
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