2013年9月25日水曜日

禅(仏道)を歩むⅦ-釈尊から達磨へー

 おはようございます。
先日、FB友達が達磨像のの掛け軸をアップしていて、ふと、中野東禅先生から第87代の釈迦牟尼仏の仏弟子として、受戒得度していただいたのですが、達磨さんは何代目かなと思い、歴代祖師図を見てみたら、第28祖菩提達磨大和尚でした。


日本の仏教各宗派のなかで、曹洞宗だけが、唯一、御本尊が釈迦牟尼仏なのです。しらなかったでしょう。ではお釈迦様と禅がどのように結びつくのでしょうか。それは御釈迦様が6年間の苦行の末、乳粥で体を供養し、菩提樹の下の岩のうえに草をしき、七日間座禅したのです。そして悟りを得たのです。禅の原点は、お釈迦様が悟りを得ることができた座禅にあるのです。仏陀となったのです。

悟りとは、縁起(すべてのものは条件の調和によって成り立っている)、無常(条件は変化する、いのちも心も変化する、拘らない)、無我(無常であるから自我という永続的な実体はない。あるのは今ここで活きて働いている現象・事実だけ)、解脱(外界の刺激や内面の自我・煩悩からくる苦しみから自由になっている)、涅槃(完全な静寂、座禅を組み、この涅槃に安住して、そこから働き出す智慧)、であります。そして45年間、教化し、入滅(涅槃)したのです。お釈迦様の悟りは涅槃寂静なのです。それは座禅によってなされるのです。(「曹洞宗の常識」より)

その教えは、代々師子相承され、人々を救う大乗仏教となり、第28祖菩提達磨大和尚によって禅が大成されるのです。少林寺で9年間壁に向かい座禅したのです。自分の自我や煩悩には実体がないことにさとり得た達磨によって禅が確立したのです。

       国宝 臼杵の石仏

現代社会こそ、マスメディアによって、情報が垂れ流され、なおかつSNSというFBなどによって個人情報がひとり歩きする時代だからこそ、揺るがさない自己の確立と思想を持っていないと木の葉のように、流されていくのです。

私も、テレビも観るし、インターネット、FBもやっているからわかるのです。ただし、デスクのみしかやりません。スマホを使うと自分が翻弄されるからスマホは使いません。文明の利器は上手につかわないと、気づかないうちに依存症になるのです。

「世のことすべて美(うるわ)しとは見ず
諸根(こころ)はよくととのえられ
口にするもの 定量(ほど)をこえず
心 信に はげみはつよし
誘惑者(まよわし)も かかる人を
その魔手に とらうすべなし
まこと つよ風に
微動(さゆる)がぬ岩山のごと」-ブッダ真理の言葉・法句経8ー

ぜひ読者のみなさんに、座禅を勧める由縁がここにあるのです。禅定(涅槃寂静)をあじあってみませんか。ご興味ある方は、中野東禅先生の「曹洞宗の常識」(朱鷺書房)をご一読ください。合掌
徳温禅月。

参考図書
「仏教」 現代仏教を考える会 土屋書店
「曹洞宗の常識」 中野東禅著 朱鷺書房
「法句経」 友松圓諦訳 講談社学術文庫


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