2012年11月15日木曜日

耶馬渓

 おはようございます。
天気が晴れたり曇ったり、小雨が降ったりするなか、耶馬渓の紅葉を見に行きました。この日、由布岳、九重山では初雪、鶴見岳も霧氷が見られる寒い日でした。
日田から山国町に入り、柿坂により左に入ると、渓石園があります。耶馬渓ダムの下の美しい公園です。

渓石園

さらに3キロほど上ると、山国川支流の山移川沿いの景勝地である深耶馬渓に着きます。今年は、少し早めに、紅葉になっているようでした。一目八景と言われる八つの奇岩が一望できます。

深耶馬渓・一目八景
 
 ここから5キロほど下って本耶馬溪に向かいます。
菊池寛の「恩讐の彼方に」のモデルになった禅海和尚が30年かけて競秀峰をのみと槌だけで掘った隧道である青の洞門に着きます。人々がこの峰の通っていくときに、落ちて命を失う人が後をたたず、生涯をかけて青の洞門と言われる隧道を掘るのです。まさに利他行の極みだと思いました。
 
本耶馬溪・青の洞門

 
そして2キロほど上っていくと、羅漢寺があります。645年にインドの僧である法道仙人が、この地で修行したところで、全国羅漢寺の総本山になっています。現在は曹洞宗のお寺で、禅海和尚の遺品を展示した禅海堂があります。
 
今年最後の耶馬渓の紅葉を楽しみ、昔の人はすごいなとあらためて感じる1日でした。私たちは、それぞれの利他行をつむために生かされていることに感謝しなければなりません。明日からの3日間は、横浜の総持寺にお参りに行き、千葉で、東京国際仏教塾の曹洞宗(中野東禅先生のご指導)の修行をしてきます。山国町のユーモラスな「かかしワールド」の風景を添付します。
 
かかしワールド



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


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