2012年11月28日水曜日

成功哲学ーブッダの教えⅢ-

 おはようございます。
「成功」という言葉を言うと、最近の傾向として身を引く人がいますが、成功とは、「ここざしを成し遂げること」と定義すれば、成功という言葉を自分のものにすべきだと思います。そうしないと自虐的な自閉症に陥ってしまうからです。まずは言葉から逃げないことです。そして宇宙・自然界の法則は、成功したいと思う人に成功が訪れます。

成功するには、三つのことが必要です。まず自分自身が努力することです。努力に勝る天才はいません。努力することに喜びを感じることです。次にほかの人の力を素直に借りることです。そしていつも感謝することです。そして宇宙の神仏に祈りを捧げることです。天はそのような人をほっておくことはありません。

パラリンオリンピックの水泳100m背泳ぎで、優勝しゴールドメダリストになった秋山里奈さんは、絶望のどん底から立ち上がり、三度目の挑戦で、栄冠を勝ち取りました。まさに勝利者であり、成功者であるのですが、オリンピックでの優勝が目標だったので引退し、社会人として働くことを目標として次のチャレンジの表明をしていました。彼女が水泳で頑張ったことで、どれだけ多くの方が勇気づけられたことでしょう。このような行為こそ、自利利他行だと思います。

人生の成功とは、まさに階段を上るがごとく一段一段踏みしめて、自分の目標あるいはこころざしに向かって努力し、進むことではないでしょうか。日田市の慈眼山永興寺(国指定重要文化財の十一面観音立像などが安置されています。)と大原八幡宮の階段をご紹介します。

慈眼山永興寺の階段

大原八幡宮の階段(初詣に大勢の市民が訪れます。)


中村 元先生訳の「ブッダのことば」(岩波文庫)より

「あらゆるものにうち勝ち、あらゆるものを知り、いとも聡明で、あらゆる事物に汚されることなく、あらゆるものを捨て、妄執が滅びて解脱した人、ー諸々の賢者は、彼を(聖者)であると知る。

智慧の力あり、戒めと誓いをよく守り、心がよく統一し、瞑想(禅定)を楽しみ、落ち着いて気をつけていて、執着から脱して、荒れたところがなく、煩悩の汚れがない人、-諸々の賢者は、かれを(聖者)であると知る。

独り歩み、怠ることのない聖者、非難と賞賛とに心を動かさず、音声に驚かない獅子のように、網にとらえられない風のように、水に汚されない蓮のように、他人に導かれることなく、他人を導く人、-諸々の賢者は、かれを(聖者)であると知る。

他人がことばを極めてほめたりそしったりしても、水浴場における柱のように泰然としてそびえ立ち、欲情を離れ、諸々の感官をよく静めている人、-諸々の賢者は、かれを(聖者)であると知る。」         
                                           スッタニパータ211~214

じっくり読むと、ブッダの姿が見えてきます。成功者は、聖者を目指しているし、人生の究極の目標は仏陀(悟った人)ではないでしょうか。階段を一段一段上るがごとく、一歩一歩菩薩道を踏みしめていくことではないでしょうか。人生や経営で迷っている人はHPよりお問い合わせできます。


















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