2012年11月19日月曜日

東京国際仏教塾について

 おはようございます。
16日より、東京国際仏教塾の修行のため、東京・千葉に行ってきました。この仏教塾についてご説明しておきたいと思いますが、私たちはちょうど25期生です。25年前に浄土真宗光明寺の大洞龍明先生が60歳得度運動を提唱し、創設したものであります。すでに全国から1500余名の人が集い、学び、卒業しています。60歳という人生の節目を機にして、仏教に基づいた心豊かな人生を歩んでいく機縁を持っていくことを勧める運動です。塾生は団塊の世代が多いのですが、30代~50代の方もいます。

開講式にて大熊学監


4年ほど前、日田市淡窓図書館にて、大洞先生の「生と死を超える道」という本を読んで、賛同し、還暦が来たら、ぜひ入塾したいと思い、今年の4月に入塾ができました。東京大学仏教青年会館にての開講式で駒沢大学名誉教授の奈良康明先生の記念講演を聞き、仏教を学ぶ決意を新たにしました。

まず6月に仏教入門課程のスクーリングがあり、仏教概論を立正大学教授の高橋堯英先生、特別講義が中野東禅先生、日本仏教史を東京大学大学院教授の箕輪顕量先生、大乗仏教論を渡辺章悟先生、宗教概論を立正大学名誉教授の藤井正雄先生、そして特別講義は大洞龍明塾長がされました。これだけの先生方の講義を聴くことは仏教系の大学でもできないと思いました。

それから7月から9月まで、日蓮宗妙厳寺にて法華経を学ぶ修行、鹿野山禅青少年研修所にて、臨済宗による禅をまなび、千葉県東福寺での天台宗一泊結集にて修行し、光明寺にて浄土念仏修行に参加しました。このようにまずは、仏教各派の基本的な教えや修行を総合的に学ぶことができるところは東京国際仏教塾しかないようです。興味のある方は、東京国際仏教塾のHPを見てください。

浄土念仏修行の光明寺稲毛御廟


入門課程に修行と、課題論文提出で、単位をとり、各宗の宗旨専門課程に進むことができるのですが、塾生は、宗旨を選ばなければなりません。それぞれの人生経験や考え方で宗旨を選びますが、私は、真言宗の空海さん、曹洞宗の道元さん、浄土真宗の親鸞さんなどの本を読んでいましたが、仏教の基本は、お釈迦様の悟りの原点である座禅であり、中野東禅先生に学ぶたいと思い曹洞宗コースを選んだ次第です。

その曹洞宗の本山が、福井県にある永平寺と横浜にある総持寺ですので、この機会にと思い、東京の塾生と総持寺にお参りに行きました。明治40年に横浜市鶴見に移転したのですが、曹洞宗は1万2千寺あり、各宗のなかでもっとも寺院数が多いと聞き、びっくりしました。なぜなら九州では浄土真宗のお寺が多いし、曹洞宗の寺はあまり見かけないからです。武家に重用されたようですから、関東・東海などは多いようです。

横浜市鶴見にある総持寺


明日は、曹洞宗コースの修行と講義について書きます。こうご期待。


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