2012年11月9日金曜日

千年あかり

 おはようございます。
楽しみに待っていた千年あかり(9日~11日)が今日から始まります。日田天領まつり(10・11日)の一環で、国指定伝統的重要建築物保存地区の豆田町と花月川を中心に、3万本の竹灯篭にあかりが灯されます。日田天領まつりは、豆田地区の人たちが33年前に、町おこしから始まったものです。

現在の大分県日田市は江戸時代幕府直轄の天領地であり、日田金と言い、両替・掛屋が九州の大名の財政を支援していたところでもあります。また稀代の教育者広瀬淡窓さんが咸宜園をつくり、遠くは陸奥(宮城県)からなど延べ3000余人の塾生が学び舎に集ったのです。

千年あかりは豆田町の広い範囲で開催されていますので、散歩がてら、見て回るとそれぞれに工夫された灯篭を見ることができます。もともと里山の保全と町おこしの目的で開催されていますが、特に今年は7月の花月川が2度にわたり氾濫し、大水害を蒙りましたので、被災地支援の意味合いも強いかと思います。

あかりは、古代より人を癒す力があり、世界中で、灯されます。また亡くなった方を供養する意味もありますので東大寺の万灯会など有名です。大分県では、竹田市の竹楽臼杵市のうすき竹宵などの竹灯篭のイベントがあります。

この機会に千年あかりに行って、手を合わせ、東日本大震災、北部九州大水害で亡くなられた方のご冥福をお祈りしましょう。また被災された方が、元気を取り戻し、復興されますようにお祈りします。

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