2012年11月5日月曜日

素朴な祈り

 おはようございます。
昨日は、高塚愛宕地蔵尊(大分県日田市天瀬町)にお参りに行きました。11月4日日曜日ということもあり、10時頃でしたが、上の駐車場はほぼ満杯で、参拝客が多く、さすが年間約150万人来ていると言われているなと思いました。

今から約1200年前に、あの東大寺の大仏を立てたと言われる行基が、ここにきて祈ったら、銀杏の木に神霊が宿り、地蔵菩薩をほり、祀ったものだそうです。行基がこの地にきていることが驚かされます。

そして年間約150人の人たちが高塚地蔵尊をお参りに来るのはなぜでしょうか。ご利益があるからでしょうが、私も定年まで仕事に明け暮れていましたので、信仰心は持っていましたが昨年来何十年ぶりかに数回きています。

お地蔵様と呼ばれ、日本国中、どこでも目にすることができます。先日、テレビ番組で、石巻の村にある6体の地蔵様が、栄村の方に90度動いたそうです。栄村の人達が無事であるようにお地蔵様が祈ってくれているそうです。信じますか。

お地蔵様は、大地の蔵と言い、私たちの苦しみを、自分が身代わりになって引き受けてくれているのです。右手に錫杖、左手に宝珠を持っています。右手の錫杖で、私たちの煩悩の夢を覚まさせてくれます。左手の宝珠で、あらゆる人の願い事を叶えてくれます。

参拝する人の中には、病気で悩んでいる人、家族が難病にかかっている人、あるいは借金を抱え生活できない人、事業が不振に陥っている人、今の平穏無事な生活に感謝している人などさまざまは人がおられましょう。

人々が感謝の気持ちを持って、この高塚地蔵尊に訪れ、理屈抜きで、素朴なお祈りができることは素晴らしいことではないでしょうか。(高塚愛宕地蔵尊はHPで見れます。)

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