2013年4月11日木曜日

新入社員教育のポイント

 おはようございます。
4月1日に大手各社の入社式があり、新入社員教育が真っ盛りだと思いますが、中小企業も同様だと思います。高卒、大卒者の新入社員教育のみならず、中途採用における教育も、まずは、しっかり、自社の経営理念、経営方針、経営計画を、経営者が自ら、少なくとも3時間は話してほしいと思います。

ここの部分が不十分だと、三ヶ月も経つと、会社へのロイヤリティを失くし、自らの仕事へのモティベーションを低下させ、いわゆる5月病にかかり、辞める人も出てきます。それを個人の責任にしないで、会社の受けいれ体制の甘さとして認識して欲しいと思います。

話が前後しますが、実は、ある意味では採用時点で新入社員の人となりをみていないと、一人前にするのに、時間とお金が倍以上かかることになります。では何を見るのでしょうか。それはすでに必要最低限の能力(学力)は、皆さん持っていますから、みるべきポイントは、常に前向き、積極的であるかということです。質問をするとすぐにわかります。中小企業は、間違ってもあせって学歴で選ばないことです。

次に大事なことは、松下幸之助さんが言うように、運がある人間かどうかですか、これを見抜くのは大変難しいですが、少なくとも方法はあります。別府総合研究所では、個別に相談を受けています。これを読んだ経営者、あなたに運があるかを見なければなりません。

話を戻しますが、いわゆる座研修で、就業規則から始まり、営業方法や、生産方法、商品知識などしっかり、教えたのち、やはり早い時期に現場にだし、現場、職場、仕事に慣れさせることです。「習うより慣れろ」という言葉がある通りです。

慣れたらまた学ぶ、これを一年間しっかりやらせる。二年目は、次の一年生の教育係にすることです。今度は教えることでさらに身についてきます。3年目は、工夫させることです。いわゆる改善提案を出させ、良いものは採用し、実践させることです。

自然界でも実になるのは「桃栗三年、柿八年、石のうえにも十五年」ということばがあることを繰り返し言い、育成するのです。新入社員ができないときは、自分たち先輩の指導が悪いのだと思う会社風土があるところは伸びているのです。





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