2013年4月26日金曜日

丸亀製麺にみる商売繁盛の秘訣

 おはようございます。
昨晩のカンブリア宮殿をみましたか。経営者でこのような番組をみていない人は、経営者を辞めてもらいたい。なぜなら経営とは、99%、トップの考え方で、業績が決まるからです。従業員が可哀想だと思いませんか。社長なら会社が大きい、小さいに関らず、メディアに取り上げられる人物になるように精進すべきだと思います。

昨晩は、㈱トリドールの丸亀製麺と粟田貴也社長を取り上げたテーマで、「日本一のうどんチェーン!急成長の秘密は“常識破りの経営にあり”」でした。この番組の良さは、村上 龍さんのつっこみがいいですね。頭がいいから、質問の糸口がちがうなと感じますし、村上さんは、経営者にもなれるかもしれないといつも思います。

私も、近所にできたので、毎週3回くらいは食べにいっていますが、なんといっても、早い、うどん麺に腰がある、スープもあっさりしてうまい。うどん好きですからほかのうどん屋さんにも行きますが、丸亀製麺はほんものかなと思っています。何より行きやすい(価格)ということかもしれません。

うちの近所の丸亀製麺です。今朝、写真を撮ってきました。

先般、あるオープンセレモニーで、銀行の役員さんがお祝いのあいさつのなかで、「4っつのSと経営」の話がありましたが、最初のSは、経営センスということでした。粟田貴也社長は、確かに経営センスがありますよね。2番目がスピードですが、丸亀製麺は13年で784店舗出店し、急成長していますね。三番目は、シンプル。なるほどうどん麺やトッピングもすべて各店で作っているので、シンプルで安心できる。4番目がしつこいのSでした。粟田社長は、地域一番店になるまで決して決してあきらめなくて、いまや日本一。

わたしは、この4ッつのSの前に、もっとも大事なものがあると思っています。それはスピリッツ(精神)です。スピリッツが他の4っつのSを形成しているからです。粟田さんのスピリッツは、皆様から愛される店をつくりたいという精神なのですが、うどん屋で愛されるなら冷凍麺ではなく、手打ち麺(製麺機)。てんぷらもあげたて、おにぎりも作り立てですよね。そしてそこに働く人の笑顔があり、いきいきしているということです。いま必要なものは、手づくり感であり、ぬくもり感ではないでしょうか。

この写真のお店ができるのを見てきましたが、基礎からすべて最初から作っていて、居抜き店舗ではないのです。つまり簡単に出て、簡単にはやめられないのです

粟田貴也社長のスピリッツは、どうして生まれたのでしょうか。原点は、大学を中退して独立するために、佐川急便で一所懸命に働き、一年間で500万の資金をため、とりどーると言う焼き鳥屋から始めたのです。

今朝、粟田社長のプロフィールを見ていましたら、座右の銘に「念ずれば花ひらく」と書いていました。親に黙って、大学を中退してまで独立したかった彼の心情の中に、ご両親に恩返しをしたいという強い想いがあったと思います。

そして、心に残る本として、ナポレオンヒルの「成功哲学」をあげていますが、この本こそ成功者が身に着けるべきスピリッツを言っているのです。アベノミクスにぶらさがる経営者ではなく、いかなる時でもチャンスは無限にありますから、これからもこころざしのある起業家よ出でよ!と叫びたい。
カンブリア宮殿は動画サイトで見れますので、ぜひ見て下さい。商売繁盛のヒントが、そこにあります。

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