おはようございます。
19日に、東京大学仏教青年会館にて、東京国際仏教塾の修了式・閉講式がありました。約1年2ヵ月余の学びでしたが、まさに終わりが始まりであると実感を持っています。仏道の修行は竹のように節目はあっても終わりはないと思います。入塾のきっかけは、私が59歳の時、66歳の兄を亡くし、友人であった山荘無量塔の藤林晃司さん(享年57歳)を亡くしたことで、生と死を越える道を必要としたことです。還暦でもあり、定年退職を機に決意しました。
大洞龍明塾長より修了証の授与です。
このブログを読んで参加したい方は、仏教塾のHPを見てほしいと思います。2月の入塾説明会に始まり、4月の開校式・奈良康明駒沢大学名誉教授の記念講演がありました。仏教入門課程では、スクーリングと修行があります。
スクーリングは、仏教概論(高橋堯英立正大学教授)、特別講義(中野東禅先生)、日本仏教史(箕輪顕量東京大学大学院教授)、大乗仏教論(渡辺章悟東洋大学教授)、藤井正雄(立正大学名誉教授)、特別講義(大洞龍明塾長)と、日本を代表する名だたる仏教学者の講義を拝聴できました。特に基礎コースでは、釈尊の教えを書いた中村 元先生の書籍での学びも必要です。
次に、修行と学びですが、臨済宗を鹿野山禅研修所で、日蓮宗を千葉県妙厳寺で、天台宗を千葉県東福寺で、浄土宗・真宗を千葉光明寺にてあり、禅と念仏と密教に触れることができました。私も大学院での学びも選択しいれましたが、大学院は、各宗ごとの大学で総合的な学びはできないと判断し、東京国際仏教塾を選んだのですが、正しい選択であり、仏の導きであったと思います。この間、レポート(論文)の提出があり、大学並みの優・良・可・不可の判定があります。
10月に宗旨専門課程に進むかどうかを決めなければなりません。実家は浄土真宗ですし、司馬遼太郎さんの「空海の風景」を読んでから、弘法大師空海さんの勉強していましたし、道元さんの「正法眼蔵」もチャレンジしていましたので迷いましたが、宗派を選んだというより、中野東禅先生(曹洞宗コース)から教えをいただきたいと思いました。以前より読んでいた中野先生の書籍がわかりやすかったことと、宗義のみならず、「禅」を実践的に学びたいと言う潜在的な欲求があったからだと思います。
11月から中野東禅先生の講義と座禅指導がありましたが、東京芝の青松寺での座禅修行、千葉勝胤寺でも講義と座禅指導など、先生の人柄にも触れられ、懇切丁寧な指導で、仏道に励むことができたことに、感謝を申し上げます。これを機に、先生から得度受戒を受ける予定です。すべての修行に100%参加できたことで、3月までに全課程を修了することができました。家族にも感謝です。
東京国際仏教塾は、今年が26期で、84名の入塾者があったようですが、全国で既に2500名余の方が卒業しています。大分県ではなぜか私が最初ですので、大分県は、国東半島や臼杵など仏の里と言われています。ぜひ志(こころざし)ある方は入塾してみませんか。直接、仏教塾にお問い合わせしてもよいですし、私の方へメールで、ご連絡くださればご説明できるかと思います。お薦めする書籍は。大洞龍明塾長の「生と死を超える道」(三交社)です。
E-mail beppu1717@mint.ocn.ne.jp
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