2013年4月30日火曜日

パワースポットと温泉禅のすすめ

 おはようごいざいます。
今日は雨ですが、GWは五月晴れで気持ちがいいですよね。気になるところがありましたので、「世界パワースポット」(ブォイス社)という本を読みなおしました。この本に「そこに行くと不思議とくつろぎ、エネルギーが充たされたように感じる場所。風水でいえば「気の良い所」ということになるのでしょうか。ー中略ー本書では、パワースポットを「大地から湧き出るエネルギーを体感できる場所」と定義し、あまり俗化されていない、素朴な形態をとどめたスポットを紹介してます。」と書いてあり、日本では長野県伊那谷長谷村を取り上げています。ここに詩人で「老子」の第一人者の加島祥造先生が20年近く住んでいます。

「本書で取材を進めていく過程で、世界各国のパワースポットで不思議と共通項が浮かび上がってきた。断層・電磁波・山や丘や尖った峰・男性女性などの対となる象徴物・祈りの対象としての巨岩・クリスタルや鉄などの鉱物・蛇や爬虫類の伝説・螺旋構造 これらは感覚的な要素ではなく客観的な事実だ。いわばパワースポットのキーワードと言える。」

日田市天ケ瀬町桜竹の「桜滝」

皆さんのところもこのような場所が多々あると思います。地球は、生物がいのちを吹き返すところを与えているのです。マルコポーロは、シルクロードを渡ってきたとき、重病に陥りましたが、天山山脈の泉のほとりで癒され、生き返ったのです。昨日登った津江の釈迦岳、大山の烏宿山、財津の竜体山などもそうではないでしょうか。誰でも行ける場所は、「桜滝」です。ぜひとも俗化しないようにしてほしいと思います。

桜滝に来たとき、釈尊とイエスキリストと中村天風師が浮かんで来ました。釈尊もキリストもどれだけ苦行したことかを知る人はいませんが数年にわたり苦行しているのです。空海も道元も親鸞もしかりです。苦行がなければ悟りはないのです。そして宇宙と一体となったのです。誤解なきように悟りと救いは違うのです。ですから一般の人は、「なむあみだ」で救われます。

中村天風師は、死にいたる病のすえ、カイロでヨガの聖者カルアッパ師に逢い、導かれヒマラヤ山脈のカンチュンジュンガの麓のゴーグ村で、3年余り修行し、「地の声」を聴き、ついに「天の声」を聴くことができました。日本で最初にヨガを広めたひとです。(各地に天風会がありますので尋ねてください。書物もたくさん出ています。)桜滝の来たとき、天風先生がヒマラヤの轟々と落ちる滝の岩の上で座禅し、悟りを得た姿がよみがえったのです。

みなさんも桜滝の岩の上で、静かに座禅して、心身脱落の境地を味わい、「氣」をいただいて下さい。豊後風土記(七一三年)に天ケ瀬町は「天武天皇の御即位七年戌寅の年にこの地方一帯に亘る大地震があった。山も岡も裂け崩れ、温泉を諸所に噴出した。湯の色は紺のように青く、常に流れず見るも恐ろしい有様であった」と書いています。まさに「大地から湧き出るエネルギーを体感できる場所」が天瀬町桜竹の桜滝です。

さらに、天瀬町では、玖珠川沿いに共同湯や足湯がたくさんあります。温泉教授の松田忠徳先生「新・日本百名湯」(日本経済新聞社)で、天瀬温泉を選んでいます。その中に天龍荘があります。ここの長寿の湯で温泉禅をするのです。

日田市天ケ瀬町湯山の天龍荘の岩風呂

天ケ瀬温泉天龍荘まえの足湯です。

温泉禅は、温泉につかり、正座、胡坐、半跏趺坐、結跏趺坐かを組みます。呼吸を深く吐き、静かに吸い込みながら長く深くはき出し、呼吸します。これで「地の声」を聴くことから始めてください。「地の声」とは山川のせせらぎ、鳥の声、温泉の流れる音なのです。集中すると雑念が無くなります。そうするうちに、皮膚から呼吸から温泉のミネラルを吸収し、いのちがよみがえってくるのです。やってみませんか。温泉禅をおすすめします。

ところで私は、天瀬観光協会のものではありませんが、JRでしたら、湯布院の森号で天ケ瀬駅におり、駅前に「天の川」や「あまがえる」という軽食の店がありますので、コーヒーを飲んで、桜滝に向かってください。そこでゆっくり滝のしぶきを浴びてください。そして天ケ瀬温泉にはいるのです。
仕事で疲れたとき、人間関係に嫌気がさしたとき、人生に失望したとき、あなたを癒してくれます。(車の方は、市営駐車場が、駅近くにあります。)


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