2013年5月10日金曜日

終活のススメⅢ-人生の再設計ー

 おはようございます。
昨日からの続きをお話しましょう。高齢者継続雇用制度で、定年が65歳までになったからといって、何も考えずにいたら、大変なことになります。それは、60歳でリセットする意味ですから、現状の給与条件および業務内容で延長するとは限らないからです。

どの企業も60歳で、その人の仕事内容に応じて、そのまま延長するか、条件をさげての延長になるかを話し合いを行います。ここで困るのは、住宅ローンを35年で組んでいて、65歳とか70歳までもローンの支払いがある人はよほど気をつけておかないと払えないことになりかねません。一般的に約200万前後の年収になることもありうるということです。そのためには、年がいっていても仕事のできる人として評価される実力を備えておかなかなければなりません。

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経営者の人も生涯現役などとうそぶいて、後継者の育成をしていないと、経済環境の変化の厳しい今日、時代の変化に対応した経営ができず、負債を抱え、倒産することもありうるのです。経営者は、仕事ができる社員を育てる、そして経営を任せられる人物を選んでおくことです。経営者も65歳には事業の承継をして、どうしても事業欲がわいてしょうがない人は全くの別会社をつくり、挑戦するのも否定しません。それはそれなりの実力を持った経営者だけです。65歳すぎたら人生の集大成を考えるべきだと思います。だから人生の再設計を50代からしておくべきです。

老後の生活は一体いくらかかるのですかとよく、質問をされます。一般的にご夫婦お二人で、月の生活費は約25万と言われていますが、いまご自分が使っている食費、住宅費、水道光熱費、保険代など1か月の諸経費をだすようにアドバイスします。日頃から家計簿をつけている人はすぐにわかります。

60歳すぎて年収が下がったり、65歳から年金暮らしになったら、無駄な出費をしないように、節約することが必要です。なぜなら生活費を言っているだけで、炊事場やお風呂などの水回りのリフォームの必要性が出てきたり、車の買い替えなど思いのほかお金がかかるのです。そして肉体は間違いなく衰えていきます。もし入院しなければならない病気にかかったとき多額な費用がかかることも予備費に入れておかなければなりません。

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ですから、生活費とは別に、特別費用が発生するので、貯蓄をしておかないといけません。現在平均貯蓄金額は約3000万と言われています。これを目標にしておくべきです。それがない人は65歳になろうが、70歳になろうが少しでも働いて収入を得たほうがいいと思います。日本は豊かになりましたが、それだけ生活コストが高くついていることに気付かないといけません。特に生命保険は見直してください。死亡保険金より医療保障費の方が必要です。あとでお話ししますが、死亡保険金は、相続税としてがっぽりとられることをお忘れなく。

あなたは、自分の年金額や奥さんの年金額を知っていますか。ねんきん定期便が来ていると思いますが、それでもよくわからない人は、各市にある年金センターにいけば、もらえる年金額をていねいにおしえてくれます。国民年金や厚生年金は25年以上かけていないともらえないことを知らない方もいますので要注意ですよ。

老後の生活を考える要点の第一は、あなたはいくらで生活していますか。次にあなたは65歳からいくら年金をもらえますか。そしてあなたはいくら貯金していますかということです。一句「いつまでもあると思うなカネといのち。」続きは来週に。このブログを読んでいる人は必ず役に立ちますよ。



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