2013年5月13日月曜日

終活のススメⅣ-生きざまー

 おはようございます。
あの眼光するどい夏八木勲さんが、すい臓がんで亡くなりました。享年73歳でした。こころよりご冥福をお祈りします。夏八木さんを見ていると、まさに人生は「生きざま」でないかと思います。それは自分の信念を貫くということではないでしょうか。

終活のススメと題して書くにあたって、振り返ると全く妥協なき人生をおくってきたという人はいないと思います。妥協も、あるときには必要だからです。しかし60歳まじかになった人、62歳以上の団塊世代、やはり俺は正しく生きてきたと言える日々を送るべきだと思います。

松下幸之助さんが言われたように、誰が正しいかではなく、何が正しいかを真剣に考え、社会においても、会社においても、正しいと思った自分の考えを貫くべきだし、自分の生きざまを貫け、自分の働き方を貫けと、そして納得のいく人生をおくろうではありませんか。

郷土が誇る信念を貫いた井上準之助元大蔵大臣です。凶弾に倒れ63歳の生涯を終えました。

失われた二十年と言われ、一昨日、昨日とNHKスペシャル、「メイドインジャパン逆襲のシナリオ」というドキュメントがあっていましたが、結局アメリカ資本主義、アメリカ型経営手法にのぼせ、私たち先人が培ったきた日本式経営手法を忘れ、優秀な中高年の熟練した人材をリストラしたツケが回ってきた結果だと思いませんか。ドラマ「メイドインジャパン」もしかりです。農耕民族が狩猟民族の真似をしてはいけません。

日本式経営を、苦悩のなかから、あみだした、発展させた人が稲盛和夫京セラ名誉会長などではないでしょか。経営者なら稲盛和夫氏の「生き方」「働き方」からすべての著作を読むべきだと思います。特に「アメーバ経営」という手法は、フィロソフィと一体であるので、間違わずに取り入れてください。当然、会社経営では、フィロソフィだけでも成功しません。

私達日本人に流れている智慧は、利己ではなく利他を、エゴでなくエコなのです。何が正しいかという判断は、事業であろうが、ボランティアであろうが、それが世の中のためになっているか、人のためになっているかと言うことではないでしょうか。

例えば田舎で、森林を伐採し、山を切り開いて、太陽光発電を事業とする会社があるとすると、それは本当に、世の中のためになるのでしょうか。森林は治山治水の役目をし、土砂崩れや土石流から私たちを守ってくれます。よく考えないと太陽光発電が必ずしもエコではないのです。孫や子のいのちを失うことになりかねません。

一昨日でしたか、報道ステーションで大分県日田市が出てきたのでびっくりしました。つまり復興予算を基金にまわし、大分県など、木材を切り出す林道整備に使っていたということです。これは日本の官僚・お役人は江戸時代とすこしも変わっていないということです。

義民穴井六郎衛門が年貢の減額を直訴し、断首された碑が私の家のすぐ裏にありますが、日田市役所の平均給与が約620万円で大分県下でトップと聞き及んでいますが、本当なら、高い市町村民税を払わされるならと日田市に住む人が減っていく一つの原因ではないでしょうか。

日本の成長を阻害している一つが公務員天国であることもゆがめないと思います。東大生に質問すると、将来公務員という答えが物語っています。

象牙の塔、東京大学安田講堂

世は諸行無常、時代の変化に対応するのが経営であるなら、次世代の生産の鍵を握る3Dプリンターの開発促進に通産大臣の茂木君は、頑張ってほしい。彼は大前研一さんと、マッキンジェーの経営コンサルタントだったので優秀です。報道2001で、奈良の「中川政七商店」が取り上げられていましたが、地方の中小企業が再生するヒントだと思いますので、ぜひネットでみてください。

著書「生きる」で書いた働く心構え持つことが生きざまだと思っています。最後にご紹介します。

「 働く  」      
            
あなたは働くことの純粋な喜びを感じていますか。            
            
働くことは、周りの人を楽にさせます。            
            
働くことは、人のために自分が動くことです。            
            
働くことで、自分を磨き、高めることができます。            
            
働くことは、人の役に立ちます。            
            
働くことは、自利利他行なのです。            
            
自利とは、自分を磨くこと、利他とは人のために役に立つことで            
その行いを生涯を通して実践することです。            
            
働くことは、あなたを豊かにします。            
            
働くことは、家族に安心を与えます。            
            
働くことは、人々に喜びと楽しさと安らぎを与えます。            
            
働くことは、神仏が与えた最も崇高なものです。            
            
なぜなら、今も尚、神仏は宇宙で働いているからです。            
            
働けることに感謝しよう。              2012「生きる」NAOグラフィック出版 別府武志
            
 60歳の還暦で、定年退職したが、20歳から働き尽くめであった。           
振り返れば、しんどいこともあったが、楽しい思い出が蘇ってきます。            
なぜか、やり遂げた達成感が沸いてきます。            
当然、これからも立場は違うが、働くことを通して、人のため、世のために            
寄与したいと思っています。            
家住期といわれる、結婚し、家族を養う期間が約40年間ありますし、            
一日のうち、8時間以上も、最も長い時間を要しているのが、仕事を            
する。働くという時間です。            
だからこそ、ただたんに給料を得るためだけなら、こんな空しい日々を            
過ごすことになりますが、働くことで、人間性を高め、人の役にたつという            
社会性も満たすことができることに、充実感を味あうことができるからです。            
だからこそ、働く意義を、人生の後輩に伝えるべきだと思っています。            
自分自身と大切な人のために働くことができることこそ、素晴らしいものは            
ありません。            
そして、人生の先輩達は、若い人たちに働く場をどんどん作っていくべきだし            
若い人たちは、その時代のさきがけとして、産業を創造し、雇用の創出を            
はかられる企業を立ち上げて欲しいと思います。            
この世は、諸行無常ですから、時代の変化が、働く場のつくるチャンスだと            
思います。            
そして、私達は、祈りを持って、働いていけば必ず幸福がもたらされると            
信じています。        2013随筆 「 生きる」より     
            






















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