富士山の世界文化遺産が決まり、世界農業遺産に、掛川地区(静岡県)、阿蘇地区(熊本県)、国東半島宇佐地区(大分県)の三ケ所が認定されました。地元の皆さんの努力と、GIAHSが選び、決定したものですが、私はすべて、神の計らいと思っています。
皆さんは、東京、富士山と奈良飛鳥と阿蘇を結ぶと一直線に並ぶことをごぞんじですか。大分県の日田市天ヶ瀬と宇佐と島根県の出雲を結ぶと一直線に並ぶのです。古代より方位、土地は大変研究されてもおりました。どこにも地図のない時代に並べて作ることは人にはできませんが神様にはできるとおもいませんか。
新聞には、「熊本県阿蘇地域の野焼きなどで草原を守りながら受け継がれてきた「阿蘇の草原と
持続的農業」、大分県
「国東半島宇佐地域の農業遺産システムとして、「クヌギ林とため池群によって持続的に維持されている日本一の原木しいたけ生産を始めてすとする農林水産業システム」。1、日本一のクヌギ林とため池群、2、日本一の原木乾しシイタケ、3、多様な農林水産業と生物多様性、4、地域農業に深く関わる歴史と文化。(西日本新聞)」書いていました。
さて今回、日田市を出発して、玖珠を通り、宇佐市院内に抜ける国道387号線をまず、七福温泉峡の山々は、霊妙なるものを感じます。
そして「西椎屋の滝」が拝んでいかないと先には進めません。落差が86mあり、日本の滝百選に選ばれた西日本一の名瀑であります。滝壺を見たくなりましたが、ひとりでしたのでやめました。次回挑戦します。ここらあたりに、国の天然記念物の指定さているオオサンショウウオがいるのですよ。先日も田んぼに入ってきて保護されたそうです。
そして、山々を見ながら、院内に向かうと、日本のマチュピチュと言われる西椎屋が見えて来ました。ここに来たとき、インスピレーションが即座に湧いて来ました。誰もが宇佐神宮が国宝であり、全国八幡社の総本宮が宇佐にあるのは知っているでしょう。
宇佐神宮の一乃御殿には八幡大神応神天皇、中央の二乃御殿には比売大神、三乃御殿には神功皇后(応神天皇の母)が祀らているのです。中央の比売大神とは誰でしょう。それは、須佐乃男命の子供たち、多岐津比売命、市杵島比売命、多岐理比売命の三女神様です。
イザナギ命とイザナミ命から生まれたのが、太陽を司る天照大御神、夜を司る月読乃命、海原を司る須佐乃男命であります。この須佐乃男命とは、地上においては海の神様ですが、天においては星空つまり天海を司るうなばらの神様なのです。
西椎屋の天空の聖域に須佐乃命はいたのです。星空を見に来たいと思いませんか。彼はあまりにも乱暴ものだったので、天照大御神に叱られて、この天空の聖域に来たとふと思った次第です。それは、高千穂から天ケ瀬を通り、ここ宇佐に来た推察されます。
役千三百年ほど前、役小角が全国各地を巡行していますが、その中に英彦山、由布岳そして宇佐山と書かれています。日田市大山町の烏宿山(ウドマリ)にも来ていますから、間違いはないでしょう。なぜ来たのでしょうか。
それは宇佐山(たぶん御許山)こそこの世のパワースポットだったからです。そして、蔵王権現を祈り出した役小角こそ、熊野磨崖仏の熊野権現を祈り出せる人物ではないでしょうか。国東半島宇佐地域には、大自然のパワースポットが多々あります。西椎屋あたりはまだまだ自然と史跡があるのでまた来ます。こんな風に考えるとロマンがるでしょう。宇佐の人から叱られるかも。
このお話と世界農業遺産はつながっているのです。歴史的、文化的な遺産と同時に、農業があり人々の暮らしがあると思うからです。農業遺産を受け継ぎながら、この地の人々が豊かな生活を送ることを、神仏はご加護してくれているのです。秋から九州で唯一の国東半島ロングトレイルも始まりますので、ワクワクするほど楽しみです。明日は、院内町から宇佐について書きたいと思います。乞うご期待。
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