2013年6月7日金曜日

天ヶ瀬町代太郎の地蔵尊ー歴史とロマンー

 おはようございます。
天ヶ瀬駅前の「あまがえる」の女将から、高塚愛宕地蔵尊の上に代太郎地蔵尊があって、昔は参拝に来られる方が多かったとお聞きしたので、知ってはいましたが、行ったことがなかったので、早速、昨日登りました。

        右が代太郎愛宕地蔵尊。左の田んぼからキツネが歓迎してくれました。

なんと、そこにいたのは、ギツネではありませんか。最初は犬かと思いましたが、明らかに尾が長く、遠くから私をじっと見ているではないですか。帰って調べてみるとホンドギツネという種類でした。たぶん、女狐だと思います。代太郎というのは、人の名前ではなく、地名だと地元のおじちゃんが言っていましたが、本当は、人の名前が地名に付いたのではと思いました。

代太郎地蔵尊を代々、守り続けてきたのが、このキツネ一族で、高塚愛宕地蔵尊があまりにも有名になり、代太郎の地蔵尊が陰に隠れ、埋もれているので、今日来た男(わたくし)を夢中にさせ、代太郎を復活させようと思っているのではないかとふと思いました。なぜならしばらく、私を見つめていたからです。実はパソコンで代太郎を転換すると「抱いたろう」となるのでびっくりしました。

            竹藪の中心にいます赤毛です。。

社(やしろ)はすたれていますが、地元の人が尽力され、信仰が息づいていると思いました。藪そして高塚、代太郎の一帯は不動、地蔵尊信仰の場であったのだと思います。行基(ぎょうき)さんが来たところですが、同じころ役小角(えんのおずね)さんが高塚の山向こうの大山町の烏宿(うどまり)山に来たと伝えられています。ここがまたパワースポットです。足跡を見ると、英彦山から由布岳に至る修験道の道伝いだったようです。なんと不思議、週間朝日が「仏教を歩く」という雑誌を発行していて、先週は役小角と今週は行基を特集しています。読みやすいの買って読んでみてください。
 
「仏教を歩く」№16-役小角と「修験道」-(週刊朝日百科)より。そっくりと思いませんか。

行基さんは、土木事業もした社会派の僧ですが、役小角は得体が知れないですね。彼は烏ではないかと思いました。なぜなら空中を飛んだとか、烏宿(ウドマリ)山の由来は、烏=役小角が泊まったところからウドマリと名がついたのではないでしょうか。12月15日のはだか祭り(重要無形文化財)を楽しみしています。全国の仏教女子のみなさん、見に来ませんか。山の下に、「ひびきの里」という温泉付き旅館があります。




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