2013年6月6日木曜日

天ヶ瀬ロングトレイルー高塚の地蔵尊ー

 昨日、OBS放送で、九州オルレの奥豊後コース(豊後大野から竹田)を韓国の皆さんがトレッキングしている様子が放送されました。これは韓国の済州島が発祥です。オルレとは「家に帰る細い道」という意味で、長くしたものがロングトレイルで、キーワードは自然・温泉・歴史文化・食・人情おもてなしと思っていただいたらわかりやすい思います。

ロングトレイルは、九州では、宇佐国東峰半島が認定され、今秋からスタートです。一番乗りするぞ。九州オルレは、奥豊後(大分県)、高千穂(宮崎県)、指宿開聞と霧島妙見(鹿児島県)、天草松島と天草維和島(熊本県)、武雄(佐賀県)、平戸(長崎県)のコースがあります。いいですねぇ。

私が提案しているのは、天ヶ瀬ロングトレイルつまり天ヶ瀬オルレですが、林道を整備していく必要があります。ともかく今の道を利用するとして、必ず入れないといけないのが、高塚の地蔵尊です。正式には高塚愛宕地蔵尊ですが、地名からいえば藪の不動尊、高塚の地蔵尊、代太郎の地蔵尊がわかりやすいと思います。

  
高塚愛宕地蔵尊本殿

この高塚の地蔵尊を開いたのは、行基(668~749年)です。720年にこの地を通りががったとき銀杏の木(乳銀杏で子宝を授かります)に、宝珠があるのをみて、霊が宿っていると、この地で地蔵尊を掘り、祀ったのであります。行基とは奈良東大寺の大仏をつくった人です。行基さんは民間仏教の祖です。良寛さんや親鸞さんのような人かな。奈良の大仏と韓国慶州の石窟庵大仏(世界遺産)が向き合っているのをご存知ですが、仲よくしましょうよ。

これが樹齢1200年以上の銀杏の木です。

本殿も拝みますが、必ずこの銀杏の木も拝んでくださいね。ところで地蔵尊はどのような仏なのでしょう。中野東禅先生の「仏さま白書」(四季社)によりますと、「地蔵は大地を包み込み、菩提心の堅さを現しています。ー中略ーお釈迦様が隠れになって、無仏の時代になり、人々の不安が強くなったとき、56億7千万後に弥勒菩薩が現れてすべての人を救うという信仰が現れ、その中間を委嘱されたのが地蔵菩薩と信じられたわけです。ー中略ーどんな苦しみの中でも地蔵菩薩は「大悲闡提」で苦悩を代わりに背負ってくれるという「代受苦」信仰につながりました。-中略ーそれは死んだ子供への救済信仰として賽の河原のお地蔵様になりました。そのほか、子安地蔵、延命地蔵、甲冑の剣をもつ勝軍地蔵もあります。」

阪神淡路大震災、東日本大震災、北部九州大水害、四川大水害、アメリカ大竜巻、世界の戦争犠牲者、餓死した子供達(年間240万人)すべて私たちの代わりに苦しみを背負って亡くなったのです。ご冥福をお祈りします。「なむあみだぶつ、なむあみだぶつ、なむあみだぶつ」

地蔵尊を拝むときは、真言「おん かかかびさんまぇ えいそわか」と唱えます。「すべての人々に宝物をお恵みくださるお地蔵様、どうか私たちに大地のような徳をお与えください」という意味です。だから高塚の地蔵尊は万願成就なのです。民衆信仰の基本に立ちかえろう!













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