2013年11月15日金曜日

終活~島倉千代子さんの最後のステージ~

 おはようございます。
島倉千代子さんの葬儀告別式が青山葬儀所でしめやかに行われました。昨日、「ひるおび」で中継を見ながら、ご冥福をお祈りしました。3日前に収録された「からたちの小径」が流れると、涙が溢れてきました。素晴らしい人生でした。また最後のステージであるお葬儀は、すてきで島倉千代子さんらしくさわやかさがありました。島倉千代子さん、たくさんの歌、ありがとうございました。
 

島倉千代子さん葬儀…最後の歌声流れる 終幕の段取りは自らの手で

デイリースポーツ2013年11月15日(金)06:58
島倉千代子さん葬儀…最後の歌声流れる 終幕の段取りは自らの手で
(デイリースポーツ)
肝臓がんのため、8日に死去した歌手・島倉千代子さん(享年75)の葬儀・告別式が14日、東京・青山葬儀所でしめかやに営まれ、芸能関係者とファンを合わせ約3000人が、最後の別れを惜しんだ。島倉さんが亡くなる3日前に録音した遺作「からたちの小径(こみち)」と、「人生の最後に素晴らしい時間をありがとうございました」と話す肉声が流され、多くの人の涙を誘った。戒名は「寶しょう(女へんに捷のつくり)院 千代歌愛大姉(ほうしょういん せんだいかわいだいし)」。
 会場に流れた島倉さんの肉声に、参列者はどよめき、すぐにすすり泣きへと変わった。

 「私の部屋の中にスタジオができて、それで私はできる限りの声で歌いました。自分の人生の最後に、もう二度と見られないこの風景を、見せていただきながら歌を入れられるって、こんな幸せはありませんでした」
 亡くなる3日前、自宅に機材を持ち込み、新曲「からたちの小径」のレコーディングを行った。肉声は、終了後に録音した島倉さんのお別れのメッセージだった。

 続いて流された新曲は、メッセージでのどこか弱々しかった声とは打って変わって、しっかりとした歌声だった。自分の人生を振り返るような詞に、最後の力を振り絞った魂の歌声が響くと、参列者の悲しみは倍増した。

 3年前に肝臓がんが発覚。実は1年前から本人は死期を悟っていた。「誰にも迷惑をかけたくない」と、菩提(ぼだい)寺には「何かあったら、ここに安置させて」と伝え、人生の終幕の段取りは自分で済ませていた。
 この日、遺影と同じ、大好きな紫色の着物を着て旅立った。白と紫の花で彩られた祭壇にはニッコリほほ笑む遺影と愛用の白いマイクなどが置かれた。

 大勢の後輩歌手や芸能関係者1000人に加え、長年支えてきたファン2000人が参列。最後は自分の山あり谷ありの人生を歌った「人生いろいろ」が流れる中、コロムビアの後輩歌手に担がれた島倉さんのひつぎは、最後の“花道”へ、そして天国へと旅立っていった。 』
 
 
島倉千代子さんは8年前に、「島倉家ーこれが私の遺言」(文芸社)という本を書いています。島倉さんの人生はいろいろあったけれど、愛情にあふれ、誠意にみちた人生でした。誰にも迷惑をかけず生き、この本はエンディングノートでもあるし、お墓もご準備され、ピアノの形に「こころ」と銘され、お別れのメッセージと「からたちの小路」という歌で終活を終えられたように思いました。
 
ありがとうございました。ごゆっくりお休みください。ご冥福を心よりお祈りします。合掌 徳温禅月
 
 
 
 

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