2013年11月7日木曜日

終活ーどう祈るの?ー

 おはようございます。
人生を終焉を考えて、楽しく、元気に、愉快に過ごすために、林棲期を迎えた人、遊行期に入った人は、祈りの時間を持つべきです。実は終活のもっとも大切なものだと思っています。仏教では仏の、キリスト教では神のみもとに行くわけですから、その準備期間でもありますし、祈りは人々を癒し、自らを安心させてくれるのです。

福岡県うきは市清水禅寺にて

では、それぞれの家の宗教があると思いますが、浄土真宗の人は、「正信偈」を唱え、「南無阿弥陀仏」と祈ります。真言宗の人は、「般若心経」と「十三仏御真言」と「光明真言」を唱え、「南無大師遍照金剛」と祈るでしょう。また曹洞宗の人は、「妙法蓮華経観世音菩薩普門品偈」、「大悲呪陀羅尼」、「消妙吉祥陀羅尼」、そして「般若心経」を唱え、「南無釈迦牟尼仏」と祈るのです。

現代は家の宗教から個の宗教へと変わってきていますので、家は浄土真宗で、私は「南無阿弥陀仏」と祈っているが、姑さんは、「南無大師遍照金剛」と祈っているし、ご主人は「般若心経」をあげているが問題がありますかとお問い合わせがありましたが、何も問題はないのです。御仏は姿かたちを変えていても同じだからです。


そして、次のように祈って欲しいと思います。「東日本大震災によって亡くなられた方のご冥福をお祈りします。世界各地の戦争で亡くなられた方、犠牲になった子供たちのご冥福をお祈りします。私たち人類から災難を取り除いて下さい。」そして家族のために祈ります。次にあなたの周りの方のご健康のために祈ります。そして今の課題の解決ののために祈ります。そのような祈りを毎朝ささげますと必ず神仏は働いてくださるのです。これが人間の正しい行いです。

読者の皆さんが、今日一日ご無事で、ご健康でありますようにお祈りします。合掌 徳温禅月。


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