おはようございます。
第23回参議院選挙は、当研究所の予想通り、自民党の圧勝と公明党と共産党の躍進でした。なぜなら政治は時代の反映なのです。ほとんどの日本人は、安定的な成長を求めているからです。自民党は、誠意を以て国民の期待に応えてほしいと思います。また公明党は与党内でのブレーキ役を果たして欲しいし、共産党は批判政党としてその役割を全うしてもらいたいと思います。
また、国民の期待に応えきれない民主、生活、社民、みどりは、何を言っているのかがわからない党首が多いと思いませんか。早く辞めてほしいと思うのは私だけでしょうか。それは、4年前に101歳で生涯を閉じた尊敬してやまない松原泰道先生(臨済宗妙心寺派)が21年ほどまえに書いた「仁徳の研究ー「水五則」に学ぶ人間のあり方ー」(祥伝社文庫)という本にすべて書いてあるからです。リーダーのあるべき姿とは何かです。
この本は、黒田如水が人生訓とした「水五則」を、松原先生がリーダーとは指導者とは、あるいは現代社会の中で管理職者とは、人間とはと問いかけた書物です。来年の大河ドラマで、「軍師黒田官兵衛」が取り上げれるようですのでちょうど良い機会です。皆さんもこの本を読んでみてください。
ところで、NHKの大河ドラマ「八重の桜」を毎週欠かさず観ていますが、いつも涙が出ますね。戦の不条理、生と死、日本人の誇りとは何かが随所に表れている素晴らしいドラマです。このようなドラマを特に小、中、高生は観て、自分で感じてほしいと思います。親がみなければ子はみない。
選挙の投票率が悪いのは、このようなドラマを見ない人たちが増えているからではないですが、安きに、軽きに流れる、今がよければいい、悪いのは、社会や他人のせいにする愚民が増え、人の痛みはわからず16歳で友人をリンチし、殺害するけものたちが増えている現実を我々は直視しなければ、社会はよくならないと思います。
ウキペディアを見てみると黒田如水について以下のように書いています。
「黒田 孝高(くろだ よしたか)は、戦国時代から江戸時代前期にかけての武将・大名。孝高は諱で、一般には通称をとった黒田 官兵衛(くろだ かんべえ)、あるいは出家後の号をとった黒田 如水(くろだ じょすい)として広く知られる。
豊臣秀吉の側近として仕え、調略や他大名との交渉などに活躍した。竹中重治(半兵衛)と双璧をなす秀吉の参謀であり、後世「両兵衛」「二兵衛」と並び称された。キリシタン大名でもあった。子に黒田長政がいる。」ー詳細はウキペデイアを読んでくださいね。
この黒田如水が書いたといわれる?、自らの人生訓とした「水五則」について考察してみたいと思います。
「水五則」
一、みずから活動して、他を動かしむるは、水なり。
二、常におのれの進路を求めてやまざるは、水なり。
三、障害にあって、激しくその勢力を百倍し得るは、水なり。
四、みずから潔きようして他の汚濁(おだく)を洗い、清濁あわせいるる量あるは、水なり。
五、洋々として大海をみたし、発して霧となり、雨雪と変じ霰(あられ)と化す。
凍っては玲瓏()たる鏡となり、しかも、その性を失わざるは、水なり。
松原先生の「人徳の研究ー「水五則」に学ぶ人間の在り方ー」を手掛かりに、明日は第一則について書きますので、乞うご期待ください。
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