2013年7月1日月曜日

座禅のススメⅠ-早朝座禅ー

 おはようございます。
座禅を続けて、10年近くになりますが、宗教とは何かと疑問を抱きながら、キリスト教、仏教などの勉強を25年間してきましたが、一番落ち着くのはやはり「座禅」でした。静かに座る、ただそれだけです。

しかし、現職中にも、仕事上や生活上の問題を抱えていましたが、まず座禅をすることで、悩みこむことなく、感情的にならず、問題解決へと向かって行ったのではないかと思います。このブログを通して、現代人が抱えている競争社会の中における、ストレスから来るうつ状態や精神疾患をなくすために、座禅をおすすめしたいと思います。

一番わかりやく、読みやすい本は、中野東禅先生の「心が大きくなる座禅のすすめ」(知的生き方文庫三笠書房)でしたので、みなさんにご紹介します。

私は、毎日早朝5時半よりしている早朝座禅をご紹介しますが、昼間の雑念を取り除くために、ベットに入る前に、ベットに座り、「今日一日ありがとうございました」と感謝を述べ、ベットにはいってする「寝禅」をお薦めします。正式には「仰臥禅」といいます。

ベットにはいり、すこし足を広げ、手は腹の上に組みます。そして「ひと~つ、ふた~つ、みぃ~つ・・・とお~」と心の中で数を数えながら、呼吸をします。ですからひと~つと言った時に息をはき出し、吸い込んで、ふた~つではき出し、と呼吸をゆっくり整えて10まで数え、繰り返していると自然に寝ています。どんなストレスのある人でもいつの間にか寝ています。睡眠導入剤などの薬にたよる必要はありません。

朝の目覚めもよくなります。私は5時半に起きて、歯を磨き、顔を洗い、半畳の畳の上に座り、お香を焚き、合掌し、足は半跏趺座に座り、両足の上に、両手を置き、二指で円をつくり、三指をそろえ、まっすぐに伸ばすチン・ムドラで、左右に腰を伸ばします。

半跏趺座・法界定印による座禅

そして低頭合掌し、足は半跏趺座、手は法界定印で、深く一息つき、座禅に入ります。。まず、目は2m先を見て半眼です。意識を集中するために、早朝の鳥の鳴き声などを聴き取ります。体を調え、呼吸を調え、こころを調えるのです。最初は5分間くらいからで結構です。だんだんと、自然に20~30分間くらいできるようになります。それぞれの宗派がございましょうから、DVDでお経を聴きながら座禅するのも落ち着きます。

座禅が終わったら、低頭合掌し、私は、お経(般若心経)をあげ、災害で亡くなった方、世界各地の戦争でなくなった方、飢餓でなくなった子供たちのご冥福をお祈りします。そして私達から災難を取り除いてくださるように神仏にお祈りします。今日一日の無事をお祈りします。

この約50分ほどの時間は、もっとも大事な時間であり、それは習慣化できて、感謝なことです。皆さんもやってみませんか。山折哲雄先生が「早朝座禅ー凛とした生活のすすめ」(祥伝社新書)を書いていますので、ぜひご一読ください。

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