2013年10月23日水曜日

仏道を歩くⅠー淫らなことをするな、酒を飲むなー

 おはようございます。
受戒得度してから、1ヶ月が過ぎようとしています。何が変わったかと言うと、日常の生活を淡々としているのでですが、朝の5時半に起床して、座禅してお経を供える時間が一番爽やかであるのは事実なのです。

葬式に出席するがお経の意味が全く分からないと言われる方が多い。それは仏教者の責任だと思います。今のお葬儀は、ただお経をあげるだけでわからないし、ひいては仏教嫌いになることもゆがめないのです。

私なら、まずお経をあげる前に、お経(仏陀の教え)の意味と生と死について、亡くなった方は、阿弥陀仏のみもとに行くから心配しないで、今、生きている皆さんこそ、亡くなった方に恥じない生き方をするようにお話します。そしてご供養のお経をあげるのです。そのような葬儀に変えるべきだと思いませんか。

受戒得度すると、仏教宗派も同様ですが曹洞宗では、十重禁戒と言って、十の戒めを守らなければなりません。このなかの不邪婬戒不酤酒戒についてお話ししたいと思います。

いわゆる、淫らなことをするなと酒を飲むなということですね。特に出家して、寺を預かるものが奥さん以外の女性と関係を持つというとは、一般の方でも許されないのに許されるはずがないと思うのです。どうしてもしたければ、僧籍を退き、離婚してからということです。

邪淫を絶つ方法はいつか別の機会にお話したいのですが、真言宗では「文殊滅淫欲我慢陀羅尼」を唱えますが、「南無阿弥陀仏」でいいのです。なぜなら仏が守ってくれるのです。邪淫にひかれたりするのは念仏もお題目もあげていないのです。お経や真言には無限の力があるのです。信じますか。

2番目にいわゆる飲酒ですが、私は受戒得度して、ある会合を最後にお酒を断ちました。極めて快調ですし、夜の読書はできますし、座禅瞑想もできるので、最高ですね。もともとビール一缶程度でしたが、食事をしながら飲むんでいたので眠たくなるんですね。酒を断っても時間通りに寝つきはいいしぐっすり眠れます。一般の方はほどほどに飲めばいいんですよ。但し酒に飲まれたら、人生は終わりです。

人間は寂静なる状態にあることに満足感を覚えることが本来の姿ではないでしょうか。それを酒とかタバコとかにたよらないと落ち着かないとか、イライラするとかいうことがすでにおかしいと言うことに気づかないと、エスカレートすれば薬物や脱法ハーブなどに手を染めることになりかねないのではないでしょうか。

お経の意味が分からない方や、仏教を勉強してみたいと思っている方にまずおすすめしたいのは、財団法人仏教伝道協会が出している「仏教聖典」です。仏教の真髄がまとめられていて、読みやすく、お経の意味も自然とわかってきます。いわゆるキリスト教の聖書のように口語訳されています。文庫本もありますので、すぐに注文してみてください。(下記に書いておきます。)

この仏教伝道協会は株式会社ミツトヨの創業者であります実業家沼田恵範氏が私財を投じて始めたものです。東京町田に立派な協会の会館があります。ここで中野東禅先生の座禅会も開催されていますので、仏教に興味ある方は一度お寄りになってください。

それでは皆様の今日一日が充実した日でありますようにお祈りします。合掌 徳温禅月。

財団法人仏教伝道協会 東京都港区芝4丁目3番14号 電話03-3455-5851




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