おはようございます。
昨日の日本テレビの「一番ソングショー」で「あなたが選ぶ いま1番聴きたい感動の泣き歌 国民総選挙」で一番になった曲は、秋川雅史さんの「千の風になって」でした。2006年5月にリリースされて7年経っても忘れられない歌というのは本物ですね。
実は「終活読本ソナエ」の秋号はこの秋川雅史さんと「千の風になって」が特集されていたのです。この歌はイギリスで歌われていたそうですが、新井満さんがの日本語詞し、作曲したものです。
「千の風になって」
『私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に 千の風になって
あの大きな 吹きわたっています
秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬にはダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る
私のお墓の前で 泣かないでください
そこには私はいません 死んでなんかいません
千の風に 千の風になって
あの大きな空を 吹きわたっています
千の風に 千の風になって
あの 大きな空を 吹きわたっています
あの 大きな空を 吹きわたっています』
この詩のいいところは、亡くなった方がいつまでも風になって、あなたのそばにいて見守ってくれているのですよと歌っているところです。亡くなった方のことを思い煩う方がいますが、何の心配もいらないのです。神仏のみもとにいるのですから。むしろ残されて思い煩う方が、この歌を聴いていやされるほうが大切です。
先日、西日本新聞でも新井満さんは日本人には風が大好きだと言っています。万葉集の額田王は
「君待つと わが恋ひをれば わが屋戸の すだれ動かし 秋の風吹く」
歌い、宮崎駿監督は「風立ちぬ」、宮沢賢治は「風の又三郎」と日本人にとって風がいつもそばにいるのです。日本人のアミニズム(精霊信仰)的な思考は、失ってはいけないものなのです。秋川雅史さんと新井満さんがこの歌への想いを書いていますので、「終活読本ソナエ」秋号(産経新聞社)を読んでください。
もう4年前になりますが、山荘無量塔の藤林晃司君が亡くなったときに、奥様に彼は湯布院の風になったんだよと言ったことを今でも思い出しますが、かれは大好きな湯布院で風になって、湯布院を遊んでいると思うと風情があるのです。
お墓にいないならお墓参りの必要がないと言う方がいますが、風になるとはいつもあなたのそばにいますよということで、お墓は亡くなられた方と出会う場所であり、「な~む(南無)」と手を合わせるところなのです。
終活の一番大事なことは、次の世界へのこころの準備をすることだと思います。にっこり微笑んであの世へと旅立ちたいと思いませんか。終活カウンセラーがアドザイザーではなく、カウンセラーという呼称の意味は、よりそうところにあるのではないかと思っています。
終活についてご相談されたい方は遠慮なくメールにてお問い合わせください。皆さまのご健康を祈りつつ・・・合掌 徳温禅月。 E-mail beppu1717@mint.ocn.ne.jp
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